就職や転職のミスマッチをなくすには ?その原因と対策を徹底解説!

企業とのミスマッチをなくすには「自己分析が間違っていること」と「コミュケーションがとれていないこと」に気付くことです。
採用試験は「自分という商品の売り込み」です。
自分という商品の説明は「本当の自分の分析」になっていますか。
また、その自己分析を「間違いなく相手に伝える技術」はありますか。

つまり、「自分をわかっていない人」が「伝えられない」から企業との間にミスマッチが生まれます。
自己分析を「的確にすること」、コミュニケーションを「端的にすること」がミスマッチをなくす根本的な方法です。
今回は企業とのミスマッチの原因とミスマッチをなくす方法について説明します。

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1.採用試験の2段階のミスマッチ

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間違った自己分析が「第1段階のミスマッチ」です。
そして、コミュニケーションがとれていないことが「第2段階のミスマッチ」です。
採用試験では自分をアピールするための自己分析を行い、その自己分析の結果をもとに企業の採用担当者に自分をアピールします。
そのアピール結果で採用か不採用かが決まります。
就職者はその採用の過程で自分をアピールするための「第1段階の自己分析」と「第2段階のコミュニケーション」に間違いがあってはいけません。
第2段階までクリアするには自己分析が「他人から見てもその通りだ」と言える結果であり、「相手に誤解を与えない伝え方」でなければいけません。
この2つのポイントのどちらか一方でも間違いがあればミスマッチが起こります。

採用試験は自分という「商品」を売るための場です。
商品の自己分析が間違っていれば「商品が違う」というクレームが起こります。
また、商品の自己分析が合っていても、それを売り込む「説明」が間違っていれば「商品が違う」というクレームが起こります。
原因は違っても、どちらも同じクレームです。
つまり、「自己分析」と「コミュニケーション」の双方をミスなくやり遂げる必要があります。

2.ミスマッチを生む「的外れな自己分析」と「不器用なコミュニケーション」

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「的外れな自己分析」と「不器用なコミュニケーション」がミスマッチを起こす原因の根本です。
多くの記事で企業とのミスマッチの原因は「自己分析」「コミュニケーション」「情報収集」などを「していない」と挙げられています。
しかし、「していない」よりも「できていない」ことが根本です。闇雲に原因を探すのではなく、やっていることの「見直し」が重要です。その見直しの対象が「自己分析」と「コミュニケーション」です。

2-1.「的外れな自己分析」が「勘違い」を生む

「的外れな自己分析」が相手に「勘違い」を生む最大の原因です。
みなさんは自分のことを本当に理解していますか。
自分のことは自分が理解しているという勘違いが「的外れな自己分析」を生みます。
人が「自己分析」をする機会はほとんどありません。
つまり、採用試験などの「長所」や「短所」を考えなければいけない状況でしか自己分析をすることはありません。
その長所や短所は年齢とともに変化しています。
小学校や中学校、高校で親や先生に「言われたこと」が未だに自分の長所や短所になっていませんか。
そこから環境は変化し、付き合う人も変わり、自分も変化していきます。その間に「自分を見直す機会」はありましたか。
おそらく、採用試験の履歴書にある長所・短所の「枠を埋めるため」に考える程度です。
また、その内容も「企業にとって当たり障りのない内容」で考えているはずです。
多くの就職者は「長所や短所」をインターネットで調べ、同じような長所や短所になります。

自己分析をする対象が「現在の自分」になっていること、インターネットの当たり障りのない情報ではなく「本当の自分」であることが重要です。

2-2.「不器用なコミュニケーション」が「勘違い」を生む

コミュニケーションは自分の思いや考えを人に伝える重要な能力です。
しかし、コミュニケーション能力は数値化できず、定義も曖昧です。
正解はありません。だからこそコミュニケーション能力が低いことで自分の意図とは違う解釈をされ、誤解を与えます。
企業とのミスマッチが起こるのは伝えるためのコミュニケーションに問題があるからです。それが「不器用なコミュニケーション」です。
不器用なコミュニケーションとは「伝えられないこと」と「相手を捉えられていないこと」です。
「伝えられない」とは伝えたい内容が漠然とした状態でそれを言葉に出すことです。
結論や要点がわかっていないと相手に「伝わらない」ことがあります。
「相手を捉えていない」とは相手のキャラクターや相手の理解力を把握できないことです。これは会話の中で相手を見ているかがポイントになります。
例えば、「人の話をあまり聞かない人」は話していても落着きがなく、結論を急いで話に入ってくることもあります。
話を聞いていない人はこちらの話がほとんど伝わっていません。
また、「難しい言い回し」や「ポイントで使う英単語」など、普段何気なく使っている言葉が相手に理解しにくいこともあります。
それを相手の「表情」や「あいづち」から捉えます。

相手に伝えるときの注意点は「相手が話を聞いているか」と「相手にとってわかりにくい言い回しや言葉をつかっていないか」が重要です。

3.「的確な分析」と「丁寧なコミュニケーション」がミスマッチをなくす

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ミスマッチをなくすには「的確な分析」と「丁寧なコミュニケーション」です。この2つのポイントがミスマッチの原因の「根本」をなくします。

3-1.的確な自己分析は「他人にしてもらう」

自己分析は間違っていることが多いです。
これは「自己分析をする機会がない」からです。
自己分析をする機会がないから「昔の自分をイメージ」し、「自分の変化に気づけない」という状況になります。
そして、「採用されるため」には「当たり障りのない自分」を作る必要があります。的確な自己分析をするにはこれらの要因を変えなければいけません。
それを変える方法が「自己分析は他人にしてもらうこと」です。
他人はどんな人(親、友人、先生、パートナー)でも問題ありません。
ただ、それぞれが違う分析結果になることが予想されます。
環境や人によって自分自身が無意識的に「自分」を変えているからです。
つまり、自分のことはわかっていないことが多いので、他人に分析をしてもらい、その分析結果を受け止めましょう。
人は「自分」よりも「他人」を分析します。
他人の分析を知ることは「本当の自分」を見つけられる良い機会です。

3-2.丁寧なコミュニケーションは「端的な説明」と「確認作業」

人に「伝えらえない、伝わらない」のは端的に説明していないからです。
端的に説明するには無駄な言葉を減らし、内容をシンプルにすることです。
人に伝える時のテクニックとして、「PREP法(プレップ)」があります。PREP法は「結論」「結論の説明」「その具体例」「結論」の順に伝える方法です。この伝え方は相手にわかりやすく、話し手としても頭の中を整理できる構成です。
つまり、PREP法を使うことが相手も自分もストレスのないコミュニケーションになります。

伝えることができたら、相手が理解しているかを確認する作業が必要です。
すべての企業の採用者がコミュニケーションを得意としているわけではないからです。
つまり、就職者側の説明が端的であっても、その説明を受けた採用者の理解力に問題があることもあります。
相手の表情やあいづちを見て、理解度を確認しましょう。
もちろん、採用者に失礼のないように「私の説明にわかりづらい表現があったかと思いますが、ご理解いただけましたか。」などの言い方をおススメします。
また、「確認する」という簡単な作業はビジネスシーンにおいてミスをなくします。
ミスを起こす原因は「確認をしないこと」です。つまり、確認作業は採用試験時のミスマッチをなくす重要なポイントになります。

4.ミスマッチの根本をなくすことは「仕事ができる人」に繋がる

「的確な自己分析」と「丁寧なコミュニケーション」は仕事を円滑に進める上で重要です。
「的確な自己分析」は自分の弱みを明確化し、そこに対して注意できます。
反対に、自分の強みをわかっていることでそれを武器に上司へアピールすることもできます。
「丁寧なコミュニケーション」は仕事の基本である「報告・連絡・相談」に直結します。
前述の人に伝わりやすいPREP法は「報告・連絡・相談」をする上で有効なテクニックです。
特に、多忙な状況下では相手にストレスを感じさせないことが好印象を与えます。
「的確な自己分析」と「丁寧なコミュニケーション」は採用試験だけでなく、今後の仕事にも良い影響を与えます。
ぜひ、今から取り入れて自分のものにしてください。

5.就職後、何年経ってもミスマッチは起こる可能性がある

ミスマッチは企業に就職した後に起こる可能性があります。
新人の頃は周りが見えず、目の前の仕事をこなすことになります。
徐々に仕事に慣れ、その企業の全体が見えるようになると「企業に対する不満」が出てきます。
特に熱意を持って就職した方は日本特有の「年功序列」や「終身雇用」の文化に悩まされます。
何かを変えたくても変えられない現状や頑張っても評価されないこともあります。

その時に「こんなはずじゃなかった」とミスマッチを感じることがあります。
2019年の国税庁の調査では日本の平均勤続年数は「12.2年」です。
また、企業別にみると大企業では「17年以上」という結果もあります。
世界的にみても日本の継続年数は長いです。これだけ人が循環しない企業は変化を見込めません。

ミスマッチを感じてその企業を辞めるか悩む時期もありますが、重要なのはミスマッチに対して「自分が変化するか」それとも「変化させていくか」ということです。
何も考えずにただいるだけの人になってしまえば、自分が周りからミスマッチの原因になる可能性もあります。
それを防ぐためにも「自分の見直し」を繰り返し行っていきましょう。

【参考文献】
・「情報・通信業界の大企業の従業員数ランキング1位~473位の会社一覧」年収ランキング
・「平成30年度民間給与実態統計調査」国税庁
・「平成28年社会生活基本調査」総務省統計局
・「コミュニケーション・性格について」キズキ教育塾

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