これから就職・転職する人の中で、地方公務員として働きたいと考えている人は多いでしょう。
しかしながら、地方公務員として働くメリット・デメリットをしっかりと把握できていない人も多いはずです。
そこで本記事では、地方公務員として働くメリット・デメリットを徹底解説しました。それだけでなく、地方公務員として働くべき人の特徴や、地方公務員になる方法についてもまとめています。
これから地方公務員になりたいと考えている人は、是非最後までご覧ください。
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地方公務員のメリット
まずは、地方公務員になるメリットを6つ紹介していきます。
これから紹介する6つのメリットが良いと感じるのであれば、地方公務員として働く価値は十分にあると言えるでしょう。
仕事で数字に追われることがない
地方公務員の業務は利益を作るのが目的ではないので、数字に追われることがありません。
一般企業だと、売上を作るために目標の数字を追い求めて仕事をすることも多いです。特に営業職などは、数字が出なければクビになるリスクなどもあり、非常にストレスが掛かってしまいます。
数字に追われることなく気軽に仕事をしたいのであれば、地方公務員になった方が良いでしょう。
福利厚生が充実している
地方公務員は福利厚生が充実しているので、有給や産休などを取ることができます。
福利厚生がしっかりしていない企業は結構ありますが、地方公務員になれば手厚い福利厚生を受けることが可能です。
これから就職する上で福利厚生を重要視しているのであれば、地方公務員はおすすめの選択肢の1つと言えるでしょう。
社会的に信頼性が高い
地方公務員は非常に安定している職業なので、社会的に信頼性が高くなっています。
そのため、住宅や車のローンを簡単に組めるなどのメリットを受けることが可能です。
社会的に信頼性のある仕事を探しているのであれば、地方公務員はおすすめの職業と言えるでしょう。
ボーナスや退職金が大きい
地方公務員はボーナスや退職金が大きいので、お金を貯めやすいです。
現在の一般企業は、退職金が出ないことも珍しくありません。ボーナスは出る会社が多いですが、数万円程度の額になっている企業も多いです。
ボーナスや退職金をしっかりと受け取りたいのであれば、地方公務員になることをおすすめします。
しかしながら、これから地方公務員のボーナスや退職金が下がってしまう可能性があると言われているので、ボーナスや退職金を目当てに就職するのは、あまりおすすめしません。
収入が安定していて昇給もある
地方公務員は会社の業績などに左右されることが無いので、収入が安定していて年功序列で昇給もあります。
一般企業の中には、会社の業績に合わせて収入が変わることも多く、安定した給料を得られないケースも珍しくありません。
安定した生活を送りたいのであれば、業績などに左右されることがない地方公務員は非常におすすめの職業です。
年金を多く受け取れる
老後のために貯蓄したいと考えている人は多いですが、何かしらの出費が大きくて結局は満足に貯金が出来ていなかったという人が大半です。
老後の生活に不安を抱えているのであれば、一般企業より多くの年金を受け取れる地方公務員をおすすめします。
また、先ほど紹介したように地方公務員は退職金も多く受け取れるので、老後の為のお金は貯まりやすいと言えるでしょう。
地方公務員のデメリット
先ほどは地方公務員のメリットを紹介しましたが、デメリットもあるので順に解説していきます。
メリットとデメリットをしっかりと把握して、本当に地方公務員になる価値があるのか検討しましょう。
仕事を頑張っても給料は変わらない
地方公務員は一般的に年功序列なので、若手時代からどれだけ仕事を頑張っても給料を上げることは難しいです。
一般企業であれば、若手でも結果を出していると給料が上がりやすいです。
若手時代はどれだけ頑張っても給料が変わらないのが、地方公務員の大きなデメリットと言えるでしょう。
異動が多い
地方公務員は数年で異動が発生するので、様々な仕事を覚えなければいけません。
また、1つのことに集中して学ぶことができない為、特化したスキル・知識を得られないのもデメリットです。
何か多くのことを学びたいのであれば地方公務員はおすすめですが、1つのことに特化して学びたいのであればおすすめしません。
クレーム対応に疲弊する
地方公務員は理不尽なクレームを入れられることも多く、対応に疲弊してしまうことがあります。
特にクレームが多い部署に配属された場合は、対応に多くの時間を取られるので、自分の仕事を進めることができません。
しかしながら、どの業界でもクライアントやお客様からクレームを入れられることはあるので、これは仕方がないデメリットと言えるでしょう。
転職では不利になる
地方公務員では専門的なスキル・知識を身に付けることができないので、転職市場では不利になることが多いです。
1つの仕事を定年まで続けたいと考えているのであれば問題ありませんが、様々な経験をして転職でキャリアをステップアップさせていきたいと考えている人もいるでしょう。
転職を視野に入れているのであれば、地方公務員はあまりおすすめできません。
残業することも多い
地方公務員は定時で帰れる印象を持っている人も多いですが、時期によっては残業しなければいけない場合もあります。
しかしながら、地方公務員は国家公務員に比べて残業は少ないです。また、一般企業に比べても残業は少なくなっています。
定時で帰れる印象が強い地方公務員ですが、残業も普通にあるという点はデメリットとして覚えておきましょう。
副業が禁止されている
地方公務員は年功序列で給料が上がっていく仕組みなので、若手時代は大きく稼ぐのが難しいです。
実際に、若手の地方公務員で給料に満足ができないという不満を抱いている人も多いでしょう。
しかしながら、地方公務員は副業が禁止されているので、給料が満足できなくても収入を増やすことができません。
副業ができないのは、地方公務員の大きなデメリットと言えるでしょう。
地方公務員で働くべき人の特徴
今までの記事を読んで、地方公務員として働いた方が良いのか疑問を持っている人も多いはずです。
そこで、どのような人であれば地方公務員で働くのが向いているのか、4つの特徴を紹介していきます。
これから紹介する特徴に当てはまっているのであれば、地方公務員の仕事は向いているので、就職・転職の視野に入れる価値は十分にあると言えるでしょう。
安定した生活を送りたい
安定した生活を送りたいのであれば、地方公務員の就職は非常におすすめです。
- 業績などに左右されないから安定して給料が貰える
- ボーナスや退職金なども一定額は支給される
- 仕事が無くなることはない
地方公務員は上記のように、安定して生活するために必要な条件を満たしています。
大企業でも業績によって大規模のリストラや給料の増減が発生するので、地方公務員はかなり安定した生活を送りやすいと言えるでしょう。
プライベートを充実させたい
プライベートを充実させたいと考えているのであれば、地方公務員はおすすめの就職先になります。
- 基本的に土日祝が休み
- 残業の他の職業に比べて少ない
地方公務員は上記のような特徴があるので、他の業種・業態に比べてプライベートの時間を確保しやすいです。
また、産休や育休などの福利厚生もしっかりと整っている為、仕事以外の部分にも注力することができます。
仕事以外のプライベートな時間を充実させたいのであれば、地方公務員の就職は非常におすすめです。
老後の生活に不安がある
老後に貯金ができるのか、しっかりとした生活を送れるのかなどを疑問に感じている人は多いでしょう。
地方公務員であれば、しっかりと勤続すれば給料が上がっていくだけでなく、ボーナスや退職金もしっかりと支給されるので、老後に一定の貯蓄を残しやすいです。
それだけでなく、年金も一般企業で働いている人より多く貰えるので、老後の生活は安定していると言えるでしょう。
これから年金が貰えるのか分からない時代と言われていますが、退職金などがあれば一定の貯蓄は老後に残せるはずです。
老後の生活に不安を抱いている人は、安定して収入を得ることができる地方公務員をおすすめします。
数字を追い求めるのが苦手
数字を追い求めるのが苦手な人は、利益の追求を第一目的にしている一般企業への就職はおすすめしません。
一般企業は利益を追い求めているので、数字の結果が出なければ給料などに簡単に反映されます。
営業職など個人単位で数字の成果を求められている職業は、結果が出ないとクビになることも珍しくありません。
数字を追い求めるのが苦手だと感じる人は、与えられた仕事を回すだけで基本的には評価される地方公務員になった方が良いと言えるでしょう。
地方公務員になる方法
今までの記事を読んで、地方公務員になりたいと考えている人も多いでしょう。最後に、地方公務員になるための方法を紹介しておきます。
地方公務員になる方法ですが、一般企業と同じように筆記試験を通過して面接に合格すれば、内定が出るというような形です。
注意点としては、筆記試験の内容は一般企業で受ける「SPI」や「玉手箱」ではないという点です。公務員用の試験が用意されているので、それの対策を行うようにしましょう。
まとめ
本記事では、地方公務員として働くメリット・デメリットや地方公務員として働くべき人の特徴や、地方公務員になる方法について解説しました。
地方公務員は安定している仕事として、非常に人気があります。
給料やボーナス・退職金も安定していて福利厚生も充実しているので、安定思考の人には非常におすすめの仕事と言えるでしょう。
しかしながら、年功序列で若手時代から稼げないなどのデメリットもあるので注意が必要です。