インターンシップでは具体的に何をする?職種別の内容や自分にあった企業の選び方を教えます

学生の方だと勉強も大事ですが、就活のために何をすべきか考えることもあるでしょう。
その中でインターンシップへの参加を考える人もいるはずです。
インターンシップに参加することで、自分のアピールポイントが増えるなど、就活対策として考えることができます。

ただ、具体的にどのように内容となっており、どんなメリットがあるのか知っておきたいでしょう。
インターンシップによる職種別の内容や参加をするメリットなどを中心に今回の記事で紹介しましょう。

インターンシップとは?

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そもそもインターンシップとは何か、先に知っておきたいでしょう。
インターンシップとは一言で言うと、社会に出る前に仕事の場を体験してみる事です。
企業で実際に働いている人から話を聞くことや仕事をしてみることで仕事内容や働く職場の雰囲気、企業による風土の違いなどをより詳細に知ることができます。

就活をするために企業や業種についてホームページ検索やOB、OG訪問などで話を聞くこともあるはずですが、言葉だけでは分からない部分も多く、決め手にならないこともあります。
インターンシップは長期的に働くことになるため、実際に就職したように会社や業界の詳細な点を知れるため、機会があれば参加することがおすすめです。

インターンシップに参加するメリットとは?

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インターンシップに参加するなら、どのようなメリットが得られるのか知っておきたいでしょう。
メリットを確認しておくなら、就活のための意義を感じることができます。
以下のようなメリットがあるので紹介しましょう。

就職する際のミスマッチを防げる

インターンシップに参加することで、就職のミスマッチを防ぐことができます。
新卒して採用されても、その後3年以内の離職率は3割は超えており、就職しても定着しない場合があります。
離職する理由には、入社前の自分の理想と現実とのギャップが多いようです。

求人情報やホームページなどでは企業や業界の細かい部分まで知ることができないので、入社して大きなギャップから自分に合わないと感じて辞めてしまいます。
しかし、インターンシップに参加するなら、実際に企業や業界の仕事を行うため、作業負担だけでなく、職場の雰囲気や仕事時間などについて体感することが可能です。

インターンシップの体験から自分に合う職種を見つけやすくなるため、就職のミスマッチを大幅に下げることができるでしょう。

就職後の環境に慣れやすい

インターンシップに参加するなら、就職後の環境に慣れやすくなります。
インターンシップで実際に仕事するなら、普段接することのできない年齢層の人たちと話す機会があり、どのように接するべきなのか、会話内容はどのようなものが多いのか分析することが可能です。

社会人は学生と違う部分が多く、就職してから環境に慣れるのに時間がかかり、疲れてしまうこともあるようです。
インターンシップの参加である程度情報を得られれば、就職後のポイントとして活用することができるでしょう。

職種別のインターンシップの内容とは?

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インターンシップに参加することで、実際に職場の詳細な部分まで体験することができますが、業種別によって内容は異なります。
しっかりインターンシップから就活に活かすためにも業界別の内容を確認しておくことは大事です。
以下の業界について紹介しましょう。

営業職

営業職は企業や自分の商品を売るための仕事です。
製造した商品の特徴を確認して客先でアピールして契約や購入をしてもらう必要があります。
営業で商品をアピールするためには、お客様との良い関係を築かなくてはいけないため、コミュニケーション能力が特に重視されます。

営業のインターンシップに参加することで、相手の要望を聞いて何を求めているのか短時間で把握して質問をするなど、聞き取りや会話のスキルを理解するヒントを得られるでしょう。
また、相手を観察することやコミュニケーションのやり方などを学習することも可能です。

そして、営業は基本的にどの業界でもある職業なので、インターンシップで学ぶんだことは今後就職してからも活かすことができます。
今後の将来設計のため、参加してみることができるでしょう。

企画職

企画職は商品の企画を行ったり、改良を行ったりする仕事です。
新作の開発に向けて既存の商品の改良点を調査する、またはみんなとアイデアを出したりマーケティングをしたりして、企画のヒントを得ることもします。

さらに、商品の開発や改良以外に、宣伝や広報による企画を任せられることもあります。
そして、企画職のインターンシップに参加するなら、新商品を開発する難しさや多くの時間を要して作業していることに気付くでしょう。

良いアイデアを出して開発や改良に進むのは簡単ではないため、現実と理想のギャップについて確認することが可能です。
さらに、人と違った見方や意見が必要なため、アイデアの出し方や調査の仕方などについてヒントを得ることもできます。
企画職も各業界で設置されているため、今後の就活や就職に向けて良い参考にできるでしょう。

マーケティング職

マーケティング職は、市場を調査したり情報収集したりして、その後に得た情報を分析して企業に活かす仕事です。
マーケティングをすることにより、企業の戦略に応用したり、商品開発のアイデアに使用されたりするため、企業の中でも重要な仕事です。
しっかり情報収集を行って分析をすることが要求されるため、インターンシップに参加することで、それぞれの効率的な方法を得ることが可能です。

情報収集のために、データをどのように活用することができるのか、またどのようなソフトを用いるべきなのか学習することができます。
また、分析するための着眼点を得ることもできるため、マーケティングの効率的なやり方についても確認できるはずです。

マーケティングは一般の企業でも部署と相手設置されていることが多く、特にコンサルタント業界では必要なスキルを得ることができます。
情報収集や分析は、どの業界でも必要なため、インターンシップで経験を積むのも良いでしょう。

事務職

事務職は書類の整理や作成を任されており、どのような企業でも必要とされている職種です。
作業的にも簡単なものが多いため、インターンシップに参加することでたくさん仕事を任せてもらうことができ、作業の幅も広いのでいろいろな体験をすることもできます。

事務職の仕事は企業によっていろいろあり、例えばデータ入力をする必要があるため、パソコン操作を求められることもあれば書類の作成や資料のコピー、整理などをすることもあります。
デスクワークを行うのが中心なため、椅子に長時間座って作業することが多いはずです。

仕事の体験としては同じことを繰り返す作業が多いため、集中力を切らさず仕事していくコツについて理解できます。
また、書類作成や整理でミスがあるとトラブルにつながることもあるため、正確に仕事するためのポイントも理解できるでしょう。
どの業界にもある職種であり、社会人としても心構えも理解できるため、良い体験になるはずです。

業界別のインターンシップの内容とは?

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インターンシップは業界別に参加することで、いろいろな部分を知ることができます。
業界によって雰囲気や求められるスキルは違うため、自分が就活で考えている業界にインターンシップで参加するなら、より良い情報を得られるでしょう。
以下の業界についてインターンシップの内容を紹介しましょう。

アパレル業界

アパレル業界では、服の販売やデザイン設計について考えるのが主な仕事です。
インターンシップでは、主にショップの店頭に立って接客を行い、立ち振る舞いから接客のマナー、在庫管理の方法などを知ることが可能です。

デザインやパタンナーのする仕事を行うことはできないことが多いですが、見学して、どのような工程や雰囲気で作業しているのか知ることはできます。
服装は会社の規定によって制服を貸し出してくれることもあれば、アパレルのブランド服で接客することもあります。

そして、アパレルは一見華やかな業界に見えますが、実際は肉体労働が多く体力が必要です。
入社後に自分の理想とギャップで戸惑ってしまうこともあるため、インターンシップに参加して現実を確認しておくなら、就活のポイントとして真剣に考えることができるでしょう。

IT系会社

IT系会社では、エンジニアとしてシステムの作成やプログラミングによる入力作業、バグの改善などを行います。インターンシップとして参加するなら、ITの基本としてパソコンの操作から教えてくれます。

ITは分野も広く、作業によって専門知識やスキルも変わってくるため、初めはそれぞれの基本的な内容について指導してもらえるでしょう。
業務について理解することができれば、テスターとしてシステム開発に携わる仕事に参加して、実際の仕事を体験できます。

社員の管理下で必要な打ち合わせやミーティングに参加して、実際の段取りなどを観察できます。
また、業務に必要なスキルの習得も理解できるため、IT系企業で働く際のヒントをいろいろ掴むことができるでしょう。

食品メーカー

食品メーカーは、食品について新商品を開発することや企画をすることが主な作業です。インターンシップに参加するなら、商品開発に向けてどのような作業をして進めているのか体験することが可能です。

食品開発や改善に向けてグループミーティングに参加して現場の意見を聞くことができ、その時の雰囲気も味わうことができます。
さらに、開発した食品を試食して感想を述べたり、企業によってはグラフや資料にまとめてプレゼンしたりすることもできるようです。

食品メーカーは開発が主であることから、アイデアがどれだけ必要なのか、どのように自分の意見を出すのかなどを、インターンシップに参加して理解することができるでしょう。

病院

病院は、主に患者に接して適切な対応をするのが仕事です。
病院のインターンシップで看護師として参加するなら、まずはオリエンテーションによって目的や説明を受けることが多いです。
また、服装は指白衣が与えられるため、それを着て現場での見学になるでしょう。
インターンシップでは見学をすることが多く車椅子の移動介助やバイタルサイン測定、臨床などの作業を確認できます。

また、患者とコミュニケーションを取ることもできるため、どのように接するべきのかコツについても理解することができるでしょう。
病院によって雰囲気も違いますが、楽しく仕事をすることができるのか人間関係についても観察することができます。
看護師として病院で働くことを考えているなら、インターンシップに参加して現場の確認を行ってみることがおすすめです。

ホテル

ホテルは接客やベッドメイキングなどの作業が主な仕事です。
インターンシップに参加することで接客についての方法を体験することができ、例えばラウンジのウェイターとしてコーヒーや軽食の提供などの手伝い、またホテルのスタッフの一員として見える一部の作業を接客させてもらうこともできます。

また、身だしなみのポイントや言葉使いも指導してくれるため、自分が思っていた部分と現場での必要性についてギャップを埋めることも可能です。
ホテルの仕事も場合によっては気を使う場面や肉体労働による負荷を感じることもあるため、インターンシップに参加することで、自分に合っているのか確認することができるでしょう。

インターンシップへの参加を考えてみよう

インターンシップへの参加について内容を紹介してきました。
インターンシップに参加するなら就活や就職後へのメリットを得ることができるため、前向きに参加を考えるべきです。
まずは、関心のある業界を選びぶところから始めてください。

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