コロナウイルスによって自分が働いている業界が大きなダメージを受けたと悩んでいる人は少なくないはずです。また、コロナが収まる目処などが立っていないので、将来に対して不安を抱いている人も多いでしょう。
そこで本記事では、コロナウイルスの影響で伸びた業界と、追い詰められた業界について解説しました。それだけでなく、コロナで追い詰められた業界の人達の生存戦略についてもまとめています。
コロナウイルスで、何の業態にどのような影響が出たのか知りたい人は、是非最後までご覧ください。
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コロナによって伸びた業界
それでは、コロナによって伸びた業界を解説していきます。
これから紹介する業界はコロナの影響で伸びたので、将来的にも需要はあると言えるでしょう。
医療業界
医療業界は、コロナウイルスのよって患者が急増したので伸びました。
実際に、患者さんが多すぎて抱えきれないと悩んでいる病院も少なくありません。
また熱が少しある程度の風邪でも、コロナウイルスだと心配して診察に来るので、かなり収益的には伸びたと言えるでしょう。
現在は医者や看護師だけでなく、アルバイトやパートで事務職を雇いたいと考えている企業も多いので、何の資格がなくても医療業界は働きやすくなっています。
これから職場を探そうと考えている主婦さんなどは、非常におすすめの業界です。
注意点としては、コロナウイルスが治って患者が少なくなってくると、事務職の需要がなくなり新しく仕事を探さなければならなくなる可能性があります。あくまでコロナウイルスなどの影響で患者が増えている現在に需要があると覚えておきましょう。
IT業界
IT業界は、コロナウイルスによって対面でのアプローチが難しくなったことで需要が一気に伸びました。
例えばアパレルなどは、店舗に行って商品を探すと多くの人とすれ違うので感染のリスクが高くなります。そのため、ECサイトでの売上が増えることになりました。
アパレルだけでなく、食品や娯楽商品なども実店舗ではなくネット通販で購入する人が、コロナウイルスの影響で増えている状態です。
他にもサブスクリプション型の動画配信サービスなどは、多くの人が自宅に居る時間が増えたことによって需要が上がりました。
在宅ワークを導入する企業も増えているので、zoomなどチャットツールの需要も上がっています。
コロナウイルスが収まっても、IT業界の需要は伸びると言われているので、転職などを考慮している人にとってIT企業は非常におすすめの業界です。
物流業界
物流業界は、ネット通販の利用者が増えたことによって需要が上がり始めました。
実際に物流業界の企業の中には、コロナウイルスの影響で仕事が増えて、人材が足りないと悩んでいるケースも多いです。
もしコロナウイルスが収まっても、大きく物流業界の需要が減ることはないと予測されるので、将来的にも安定して仕事が得られる見込みのある業態になります。
また免許があれば働くことができるので、就職難易度も低くありません。コロナウイルスの中でも安定して仕事をしたいと考えている人は、物流業界は非常におすすめです。
製造業
コロナウイルスによって需要が上がった商品も多くあるので、製造業も全体的には伸びていると判断できます。
例えば、マスクやアルコール消毒などは、コロナウイルスによって一気に需要が上がりました。コロナウイルスが流行った当初は、マスクやアルコール消毒を製造している企業の株価が上がったということも起きています。
他にも自宅で過ごす時間が増えているので、家電製品などの需要が増えています。例えば、快適に自宅での時間を過ごすために、家電を良い物に買い換える人は多いです。
製造業は商品によりますが、全体的には需要が伸びているので良い影響を受けた業界と判断できます。
ゲーム業界
コロナウイルスによって自宅で過ごす時間が増えたため、ゲームの需要が一気に上がりました。
実際に、スマホゲームのダウンロード数は、コロナウイルスの影響によって一気に増えたようです。
また、ニンテンドースイッチなどの人気ゲーム機や人気ソフトなどは、売り切れによって手に入れるのが難しくなりました。
コロナウイルスが収まるまでは、自粛する人がゲームに手を出す可能性は十分に考えられるので、需要が伸び続けると予測できるでしょう。
将来的にコロナウイルスが収まって自粛する人が少なくなったら、ゲームの需要が減る可能性もあるので、就職・転職を考えている人は注意して下さい。
教育業界
教育業界も、コロナウイルスの影響によって成功することができた業界になります。
コロナウイルスが流行った当初は、自粛によって塾・予備校などの教育業界は大きなダメージを受けました。
しかしながら、オンライン授業などIT化を進めることができたことで、自宅にいる人が誰でも勉強できる環境になり需要が上がってきています。
今までの教育業界は塾・予備校に行く手間が必要でしたが、オンライン授業であれば誰でも自宅から勉強することが可能です。そのため、有名な塾に通いたいけど立地的に難しいと悩んでいる人でも、オンラインで希望する塾の授業を受けられるようになりました。
しかしながら、実店舗のみで授業をしている塾・予備校などは、コロナウイルスによって生徒が減ったなどの影響を受けている場合もあります。これから教育業界に進みたいと考えているのであれば、コロナウイルスでも生き残る戦略がある企業なのかを見定めることが重要です。
コロナによって追い詰められた業界
それでは、コロナウイルスによって、追い詰められてしまった業界を紹介していきます。
飲食業界
飲食業界は、コロナウイルスの影響を大きく受けた業界の1つです。
蔓延防止や緊急事態宣言によって営業時間を強制的に短縮させられるだけでなく、自粛ムードによってお客さんが飲食店を疎遠するようになりました。
また、オンラインでの販売に力を入れる企業が増えたことで、わざわざ店舗に足を運ばなくても美味しい商品を自宅で楽しめるようになっています。
これから飲食業界は厳しい状態が続くと予測されるので、現時点で就職・転職するのは非常にリスクが高いです。
観光・航空業界
コロナウイルスによって外国人の観光客が減ってしまったため、観光・航空業界は一気に景気が悪化しました。
特に観光客が訪れるスポットのお店は、売上不振が続き倒産してしまったケースは少なくありません。それだけでなく、国内旅行も自粛の影響で減っているようです。
また航空業界も、採用活動が行われずリストラも起きているので、かうなり影響を受けたと言えるでしょう。
これからコロナウイルスが収まるまでは、観光・航空業界は景気回復が難しいと予測されます。
宿泊業界
外国人だけでなく日本人も旅行を自粛するケースが増えているので、宿泊業界もダメージを受けています。
特に観光客をターゲットにしているホテルは、かなり打撃を受けました。
政府の施策である「Gotoトラベル」などで一時は宿泊業界も回復しましたが、コロナウイルスが収まらないことで、未だに丁寧が続いています。
コロナウイルスが収まって観光客が増えるまでは、宿泊業界も低迷を続けるでしょう。
百貨店業界
コロナウイルスによって収入が減った人が多く、百貨店などの贅沢品を販売しているお店は売り上げが低迷してしまいました。
それだけでなく、通販サイトの需要が上がっているので、わざわざ多くの人が集まる百貨店に足を運ぶ人が少なくなっているのも百貨店が低迷している理由の1つです。
これから百貨店業界で働こうと考えている人は、コロナウイルスの影響を受けても経営が継続できる企業なのか調べておくようにして下さい。
コロナで追い詰められた業界の人達の生存戦略
最後に、コロナウイルスで追い詰められた業界で働いている人たちが、どのようにして生存していけば良いのか解説していきます。
違う業界に転職する
コロナウイルスでダメージを受けている業界の多くは、基本的にコロナウイルスが収まるまで影響を受け続ける傾向があります。
そのため、安心して働きたいのであれば、違う業界に転職した方が良いでしょう。
転職する際の注意点ですが、コロナウイルスで業績が上がっている業界に就職すると、コロナウイルスが収まったタイミングで現在より衰退する可能性があります。
コロナウイルスが収まっても安心して働ける業界・企業なのか選定してから、職場を選ぶようにしましょう。
大企業に転職する
コロナウイルスによってダメージを受けた業界で働きたいと考えている人は、大企業に就職することをおすすめします。
中小企業に就職しても良いですが、やはり大企業の方が安定する可能性は高いです。
大企業であれば予算があるので、コロナウイルスでダメージを受けても経営を継続できます。また、大企業は複数のビジネスを展開しているので、自分が働いている部署の仕事が無くなっても違う業務に就くことが可能です。
自分が本当に働きたい業界がコロナウイルスのダメージを受けているのであれば、少しでも余裕のある大企業に就職した方が良いでしょう。
まとめ
本記事では、コロナウイルスの影響で伸びた・追い詰められた業界と、コロナで追い詰められた業界の人達の生存戦略について解説しました。
これからもしばらくはコロナウイルスが猛威を振るうと予測されるので、業界によってはダメージを受ける可能性があります。
現在働いている業界・企業がコロナウイルスの影響を受けているのであれば、転職を検討しましょう。
転職することで、コロナウイルスでも安定して働くことができる企業に就職することが可能です。どうしてもコロナウイルスのダメージを受けている業界で働きたいと考えているのであれば、大企業に転職することをおすすめします。