コロナによって廃業、倒産に追い込まれた業種

コロナ渦によりいろいろな人の生活が自粛されることになるなど、いろいろな影響が出ています。
それは、仕事も同じでありコロナの影響により思うように仕事ができず休業や自粛営業となっている業種もあります。

コロナの中でも影響をあまり受けていない職種もありますが、一方でコロナによって廃業や倒産に追い込まれているような業種も存在しています。
コロナによってどんな職種が廃業、倒産に追い込まれているのか紹介します。

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コロナ渦により倒産するほどのダメージを受けた業種4選

コロナの影響によって経営自体が難しくなえい倒産や廃業を考えている所は多くあります。とりわけ、ある業者はコロナによって次々と倒産や廃業となっています。どんな職種が特に経営難となっているのでしょうか?

飲食店などの食品関係の業種

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コロナの中で倒産や廃業に追い込まれている職種は飲食店などの食品を扱うお店です。飲食店のお客様は多くが食事をしながら会話を楽しむため、飛沫が飛びやすい状況となっており、コロナにかかる原因の多くは飲食店が経由されていることから、多くの人が利用しなくなりました。

お店側もコロナ対策として個室を設ける、飛沫防止のアクリル板を設置する、人数制限を設けるなど対策を講じていますが、「飲食店に行くとコロナにかかるリスクが高くなる」というイメージが根付いてしまい、コロナ防止のために飲食店を利用する人はコロナ前に比べると大きく減少してしまいました。

飲食店だけではなく、クラブやバーカラオケなど、飲食の提供がメインとなっているお店は顧客が入らなくなったため、経営自体が厳しくなってしまい次々と倒産するようになりました。

コロナによる自粛により2020年の8月までには約64件もの飲食店が倒産、または廃業したと言われています。
飲食店などの食品関係はコロナにより倒産の危機に直面していると言えます。

旅館やホテル、観光業

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コロナによって倒産や廃業の危機に直面しているのは、旅館やホテル観光業などもあります。コロナにより自粛要請などが多くなったため、多くの人は外出する機会が大きく減ってしまいました。

まだ、仕事に関してもリモートワークが主流になったので出張することも少なくなり、自宅からビデオ通話などを通して仕事をする人が多くなり、ホテルや旅館などを利用する人が激減してしまいました。

外出する機会が減ってしまったため、観光業をメインに経営していた職種や旅館、ホテルは利用者がいなくなり、経営自体が難しく倒産や廃業に追い込まれています。

またコロナになってからは外国から観光客が来ることも減ってしまったため、外国観光客を当てにしていた旅館やホテルは次々と倒産していき、2020年8月では旅館やホテルは52件もすでに倒産しているようです。

ホテルや旅館は維持費も高く、1度倒産してしまうと再開には費用がかかるため、このまま倒産する数が多くなると廃業となってしまう危険性もあるため、政府による資金援助や対策が求められています。

アパレル関係の業種

コロナにより赤字が毎月出てしまって経営難となっている職種にアパレル関係があります。
コロナによる自主生活で外出する人が減ったことにより、利用者が少なくなったのも原因の1つですが、さらに大きな原因となっているのは家いる時間が長くなったので服や化粧品を使用する機会が大きく減ってしまったことです。

服や化粧品は外出する際に利用することが多いため、コロナ前までは仕事や趣味、観光など多くの場面で使用する機会がありました。
しかしコロナになってからは自宅にいることが増えて、友人に会う機会や仕事をするときもビデオ通話になったので服装や化粧品は以前よりも必要性を感じにくくなっています。

特に、化粧品に関しては外出時にマスクをすることが基本となったので、顔が半分隠れている状態になっています。
そのため、化粧をしなくても外出する人が増え、化粧をする機会が減ったことから化粧品の売上も大きく落ち込んでいるようです。

アパレル関係の業種も2020年8月ほどでは33件ものお店が倒産や廃業となっています。アパレル関係の業種もコロナ渦により、廃業の危機に追い込まれているお店はたくさんあります。

運輸業

コロナに影響により運輸業も大きな痛手を受けています。コロナの自粛要請により人の移動が制限がされたことで利用者が大きく減少してしまい、運輸業の利益は大きく下がって赤字になってしまっているところが多く出ています。

特に深刻な赤字になっているのは航空会社です。コロナの影響により海外旅行に行く方も海外から日本に来る方も大きく減少してしまい、国際便に至っては90%ほども売上が落ちてしまったところもあります。

日本では倒産や廃業にまで至ってはいませんが、世界ではオーストラリアのヴァージン・オーストラリア航空やタイ国際航空といった会社は倒産しています。
そのため、日本の航空会社もコロナの状況で利用者が少ないままであれば、経営難から倒産や廃業に追い込まれてしまう業種と言えます。

また、航空会社以外でも新幹線や電車などの利用客も減少してきているため、鉄道業種も厳しい状況の中で経営難となっています。

コロナによって倒産や廃業に追い込まれている企業はどうすべきか

コロナによってどの業種も大きな影響を受けているので、コロナ対策として今できることを行い変えていくことが必要です。
対策としては限られた方法が多いですが、その中でも行えることに関して紹介していきましょう。

無駄な資産や保険を処分

企業として保険や優待サービス、不動産などを持っているかもしれません。経営難を乗り越えるためには、それらを処分する必要性もあるでしょう。
保険や優待サービス、不動産は将来的にお金を得ることも可能ですが、企業の資金が無くなり支払いができなくなれば結局のところ意味は無くなります。

無駄な資産を維持していると出費の部分が多くなり、経費を圧迫して倒産や廃業となってしまうこともあります。

また保険も積立金があれば金利0%の利息で融資を行ってくれるという利点がありますが、保険料の支払いによる負担が大きくなり会社の経営を圧迫してしまうこともあります。
必要な資産や保険であれば持続して持ち続けるのもいいですが、経営状態に照らし合わせて資産と保険を見直してみることができます。

クラウドファンティングなどネット販売に切り替える

コロナによる経営難を乗り越えるためには、ネット販売に切り替えられるものを考えて販売方法を変化させることをおすすめします。
ネット販売であれば人に接触をせずに販売を行えるので、コロナの状況の中では1番利用されている方法と言えます。

業種によって対応できる部分は違うかもしれませんが、例えば飲食店であればネットによる料理のテイクアウト販売をして、お弁当として自宅で楽しむことができるようにしています。

また、アパレル関係もネット販売により化粧品や服をアピールして販売促進を促すように工夫しています。
観光業でも多数のホテルや旅館はコロナ対策している内容をホームページで紹介するなど、ネットを活用して企業努力を行っています。

コロナによる倒産や廃業リスクは対策が大事

コロナにより大きく影響を受けている業種について紹介してきました。
コロナの影響で飲食店や観光業、アパレル、運輸業などは大きな経営難となっており、倒産や廃業も多いです。
だからこそ、今できる対策を考えて経営状況を少しでも変えることができるようにする必要があるでしょう。

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