公務員と民間企業はどんなところが違う?

これから就職や転職をする人の中で、公務員と民間企業の違いを知りたいと悩んでいる人は多いでしょう。

公務員は安定しているなどのイメージがありますが、民間企業と働き方や給料体系など何が違うのか分からない人が大半のはずです。

そこで本記事では、公務員と民間企業の違いを複数の視点から徹底解説しました。

公務員と民間企業の違いを知りたい人や、これから就職や転職をする方は是非チェックしておきましょう。

公務員と民間企業って何だろう?

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まずは公務員と民間企業の違いを複数の視点から解説していきます。

それぞれの違いを理解して、どちらの方が自分に合っているのか検討しましょう。

h3:公務員とは?

公務員は、国や地方自治体などに所属して働く人のことで、会社という組織に在籍するという働き方ではありません。

例えば、学生時代に飲食店でアルバイトなどを経験している人は、会社という組織で働いていることになるので公務員とは言わないです。

・市役所
・警察官
・消防士
・商業施設
・公立の小中学校の先生

上記のような職業は、会社ではなく国や自治体に所属して働くことになるので、公務員になります。

これから働いたいと考えている職業が上記のような内容に当てはまるのであれば、公務員として働くことになると覚えておきましょう。

公務員に支払われる給料は、国民が納付している税金が基になっているというのも大きなポイントです。

民間企業とは?

民間企業とは、利益の追求を目的として経済活動を行なっている会社です。

道を歩いていると見かける美容院や飲食店は、利益を作るために営業されているので、民間企業ということになります。

これから民間企業で働く人の給料は、会社の事業で得られた利益から支払われることになると覚えておきましょう。

また、よく似ていると勘違いされる「公企業」という企業は、公的機関に属する企業を指し、国や自治体などの公的機関が出資や経営を行なっているのが特徴です。

企業への就職を考えている人は、「民間企業」と「公企業」の違いを把握しておきましょう。

公務員と民間企業の仕事内容の違い

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それでは、公務員と民間企業の仕事内容の違いを解説していきます。

それぞれに、どのようか働き方や仕事があるか確認しておきましょう。

公務員の仕事内容

公務員は、国民や市民の人たちと密接に関わる仕事内容になります。簡単に説明すると、国民の生活が豊かになるような業務をするのが公務員です。

例えば消防士は、国民や市民に危険があった際に緊急で出動して、消化活動や国民と市民の安全を確保します。公立の学校の先生も、子供たちに勉強や社会を教えて生活を豊かにしてあげる業務を行なっています。

国や自治体などに関われるので、国家規模の大きなプロジェクトなどのお仕事も経験できるのも、公務員として働く大きなメリットです。

働くということは利益を作ってお金を稼ぐことだというイメージを持っている人も一定数は存在するでしょうが、公務員は利益を目的としていないと覚えておきましょう。

民間企業の仕事内容

民間企業で働くと、会社に利益を残すために必要な仕事を請け負うことになります。

商品の販売やサービスの提供などで、クライアントからお金を頂いて利益を作っているのが民間企業です。

例えば美容室だと、髪を切るというサービスを販売して、その対価としてお客様から費用を頂き利益を作っています。靴屋さんなどは、靴という商品を提供して、対価としてお客様から費用を頂き利益を作っています。

上記のように、商品やサービスの対価としてお客様からお金を頂き利益を作るのが、民間企業の特徴です。

公務員と民間企業の就職方法の違い

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公務員と民間企業では就職方法も異なるので、確認しておきましょう。

公務員の就職方法

公務員として就職するには、公務員試験に合格しなければいけません。言い換えると、公務員試験を突破しければ、公務員として働けないということです。

これから公務員として働きたいと考えている人は、試験に向けて勉強を進めておく必要があります。合格率は職業によって異なりますが、平均的に40%程度と言われていて、簡単に合格できる試験ではないと覚えておきましょう。

ちなみに、国家公務員は4月から選考が開始されて、筆記や口頭試験などを経て6月頃には最終結果が発表されます。大学生であれば、4年生の4月までに公務員試験の対策を行うようにしておきましょう。

地方公務員は地域によって時期が変わりますが、4月~6月に第一次・二次選考が行われて、最終結果は8月~10月になります。

国家公務員より最終結果が出るのが遅いので、民間企業と併用して就職活動を行なっている大学生もいるようです。

民間企業の就職方法

民間企業の就職方法は、基本的には「マイナビ」や「リクナビ」などの求人サイトを利用して、興味のある企業にエントリーする方法が一般的になります。

公務員のように絶対に試験を受けなければいけないということはありませんが、企業によってはSPIや玉手箱のような筆記試験を採用フローに入れているので、対策しなければいけません。

一般的には3月1日に翌年度の新卒採用を実施しますが、企業によっては求人を出すタイミングが違うので、定期的に情報を確認しておくことが大切になります。

例えば、3月1日に情報を公開する企業もあれば、6月になってから求人を出す企業もあるという感じです。

これから民間企業への就職を目指している人は、筆記試験の対策を進めながら、自分の興味のある業界の企業情報を収集しておく必要があります。

公務員で働くメリットとデメリット

それでは、公務員で働くメリットとデメリットを解説していきます。

公務員で働くのか悩んでいる人は、メリットとデメリットを把握して検討しましょう。

メリット1:景気に左右されない

公務員は景気が悪くなっても仕事を失うことはないので、安定して長期的に働くことができます。

近年は大企業でも多くの従業員がリストラされる時代になっていて、安定して働ける企業は少なくなっているのが現状です。実際に日本でも有数の大企業であるトヨタの豊田章男も、終身雇用は難しいという発言をしました。

安定して長期的に働きたいと考えている人は、民間企業のように景気に左右されない公務員への就職をおすすめします。

メリット2:クビにならない

公務員は、民間企業のようにクビになるという危険がありません。

民間企業によっては営業成績が悪いなどの理由で、クビになるケースは昔に比べると減りましたが普通にあります。

営業など数字で結果を出すのが苦手だと感じる人は、クビの危険がない公務員に就職するのも選択肢の1つと言えるでしょう。

メリット3:福利厚生がしっかりしている

公務員の最大のメリットは、福利厚生がしっかりとしている点でしょう。

・退職金が多い
・ボーナスが多い
・手当の種類が豊富
・産休や育休などが簡単に取れる
・産休や育休後の職場復帰が簡単
・有給休暇をしっかり消化できる

上記のように、公務員は民間企業に比べると福利厚生がしっかり用意されていると言えるでしょう。

退職金などが発生しない民間企業も普通にあるので、福利厚生を重視するのであれば公務員になることをおすすめします。

デメリット1:年功序列で収入が上がらない

公務員の給料は年功序列で定められているので、どれだけ若手時代に頑張ったとしても収入を大幅に上げることはできません。

民間企業であれば個人の成績によって収入を上げられる為、年功序列という公務員の給料体系は大きなデメリットと言えるでしょう。

若手時代から大きな収入を得たいと考えているのであれば、公務員はおすすめしません。

デメリット2:副業が禁止されている

公務員は給料が大きく上がらないにも拘らず、副業も禁止されているので、若手時代はお金に悩む人も存在するようです。

民間企業であれば、自分も努力次第で給料を上げられるだけでなく、副業で稼ぐこともできるので、若手時代から社会人の平均年収以上を稼いでいる人も普通に存在します。

年功序列の給料体系や副業禁止などのルールは、公務員として働く大きなデメリットだと覚えておきましょう。

デメリット3:転職市場で評価が低い

公務員は何か特別なスキルや能力が身に付くわけではないので、転職市場では評価が低いです。

例えば、消防士さんは人を助けられる素晴らしい職業ですが、民間企業で求められる利益を作る能力である営業スキルやビジネススキルが身に付きません。

年齢が若い段階で転職するのであれば将来性を見越して採用する企業はありますが、ある程度の年齢になると転職するのは難しくなると覚えておきましょう。

民間企業で働くメリットとデメリット

先ほどは公務員で働くメリットを紹介しましたが、次は民間企業で働くメリットとデメリットを解説していきます。

公務員と民間企業のメリット・デメリットを把握して、自分に合う働き方を探すようにしましょう。

メリット1:ビジネスを学べる

民間企業では利益を追求する働き方をするので、ビジネスを学ぶことができます。

将来的に起業や独立を考えている人は、お金を稼ぐために必要なビジネスのスキルを習得しなければいけません。

ビジネスを学んでいないと、起業や独立をした時に稼ぐことができないで失敗する可能性があります。場合によっては借金を抱えることになるので、非常にリスクが高いです。

起業や独立をしたいと考えている人は、民間企業に入ってビジネスを学ぶことをおすすめします。

メリット2:努力や実力次第で稼げる

民間企業は利益を追求しているので、努力や実力次第では大きく稼ぐことができます。もちろん、新卒の若手が先輩より稼ぐというケースも珍しくありません。

例えば、新卒の営業マンが300万円の売上で、入社3年目の先輩社員が100万円の売上であれば、新卒の営業マンの方が高い給料を得ることができます。

できるだけ収入を得たいと考えているのであれば、努力や実力次第で給料を上げられる民間企業へ就職しましょう。

デメリット1:景気に左右される

民間企業は景気に左右されるので、倒産などによって失業するリスクがあります。

例えば、コロナウイルスによって多くの飲食店が倒産して、そこで働いていた従業員が失業しているというニュースはよく見かけます。他にも流行が去ったビジネスなどは、お客様が来なくなって利益が減り、倒産するというケースも多いです。

これから就職・転職活動をするのであれば、景気によって事業が左右される企業への入社は慎重になるようにしましょう。

デメリット2;競争が激しい

民間企業は利益を作るために必死なので、従業員同士でも競争原理が働きます。

例えば営業の職業だと、会社によっては毎月の売上成績が発表されて、ランキング形式で従業員の全員に結果が知られるという感じです。

競争が激しく結果を出せないとリストラや低収入になるので、民間企業で働くのであれば、精神力や忍耐力が求められます。

これから民間企業で働こうと考えている人は、競争に勝たないといけないと覚えておきましょう。

まとめ

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本記事では、公務員と民間企業の違いについて徹底解説しました。

これから就職・転職活動を始められる人の中で、公務員と民間企業のどちらで働こうか悩んでいる人は多いはずです。

本記事を参考して、それぞれの働き方や収入の違い、メリット・デメリットを把握してから、どちらで働くのか選ぶようにしましょう。

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