将来のためにお金を貯めたいという気持ちを持っている方は多いでしょう。
お金が貯まる人と貯まらない人とでは特徴に違いがあるので、把握しておき、行動を改善することが大切です。
また、お金をうまく貯めるために、生活費用口座と貯蓄用口座を分けたり、収支を把握するなど、すぐに始められる方法もあります。
本記事では、誰でも効率よく貯金をする方法について、おすすめの方法やポイント、NG例を交えてご紹介します。
お金が貯まらない人の特徴
お金が貯まらない人には特徴があります。
収支の把握や目標設定ができておらず、計画性がない状態でお金を使うケースが多いです。
お金が貯まらない人の特徴をご紹介しますので、チェックしてみてください。
お金の管理が苦手
お金の管理が苦手というのは、お金が貯まらない人の特徴です。
たとえば、以下のような特徴があります。
- 支出がどのくらいあるか把握していない
- 現在の貯蓄額を把握していない
- クレジットカードを自由に使っている
何にどのくらいお金を使い、貯蓄がどの程度あるか把握していないと、気づけば全く貯蓄がないという状況になる可能性があります。
とくに、クレジットカードは手元にお金がなくても買い物できるので、お金の管理ができていない場合は注意が必要です。
ついつい衝動買いをしてしまう
ついつい衝動買いしてしまうと、お金が貯まりません。
たとえば、以下の状況があります。
- 欲しいものがあるとすぐに購入してしまう
- セールになっているとついつい買ってしまう
あらかじめ予算を決めた上で計画的に生活していれば良いですが、そうでない場合はなかなか貯金できないでしょう。
貯蓄の目標金額を設定していない
- 貯蓄の目標金額を設定せず、何となく貯蓄している場合は注意が必要です。
- たとえば、以下のような状況が考えられます。
- 毎月余ったお金のみを貯蓄している
- 貯蓄額が月によって大きく違う
残し貯めをしている場合、お金をうまく貯めることはできないでしょう。
お金が貯まる人の特徴
お金が貯まる人は、月々の収支を把握できており、計画的に買い物をしています。
お金が貯まる人の特徴を把握しておくと、参考になるでしょう。
毎月の収支を管理できている
毎月の収支を管理できていれば、うまくお金を貯められます。
人によって管理の方法は異なりますが、家計簿をつけていると、収支管理しやすいでしょう。
収支の管理方法は、紙ベースの家計簿のみならず、アプリなどもあります。
家計簿をつけ、振り返る機会を設けている方は、お金が貯まりやすいでしょう。
予算を決めてやりくりしている
予算を決めてやりくりしている人は、お金が貯まりやすいです。
たとえば、以下のような方法があります。
- 1ヶ月単位で予算を決めている
- 1週間など短いスパンで予算を設定している
- 買い物に行く際は予算を決めている
予算を決めておけば、オーバーしそうな場合、買い物をセーブできるでしょう。
貯蓄額の目標が明確になっている
貯蓄額の目標が明確になっているのは、お金が貯まる人の特徴です。
以下のように計画的に貯蓄できます。
- 貯蓄の目的を明確にしている
- 貯蓄額の目標を決めている
- 目標期間を設定している
目標を設定して意識している方は、お金が貯まりやすいでしょう。
お金をうまく貯める方法
お金をうまく貯めるには、工夫が必要です。
人それぞれ相性の良い方法が異なるので、自分に合う方法を見つけるのがポイントです。
お金をうまく貯める方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
生活費用と貯蓄用で口座を分ける
お金をうまく貯めるには、生活費用と貯蓄用で口座を分けるのがおすすめです。
というのも、生活費を引き出す口座にお金が入っていると、使いすぎてしまう可能性があります。
生活費用とは別に貯蓄用の口座をつくり、引き出さないないようにしておけば、自然にお金がたまるでしょう。
固定費の見直しを行う
お金をためるには、出費を抑えることが大切です。
固定費は毎月発生する費用なので、見直しすることで、大幅に節約できる可能性があります。
たとえば、固定費には以下が挙げられます。
- 家賃などの住居関連費用
- 水道費
- 電気代
- ガス代
- スマホ代
- インターネット代
- 保険料
- 習い事関連の費用
家賃は金額が大きいので、数千円下げられれば、大幅な節約につながります。
管理会社への交渉や引っ越しなどを検討することが可能です。
また、スマホ代を見直すことで、効率的に節約できるケースが多いです。
たとえば、スマホのプランの見直しや乗り換えなどを検討してみると良いでしょう。
固定費の見直しは面倒に感じる方もいますが、長期的にみると節約効果が高いので検討してみることをおすすめします。
資産運用をする
お金を貯めるには、増やす工夫をするのも重要です。
というのも、日本は低金利となっているので、通常の口座にお金を預けてもほとんど増えません。
一方、資産運用をすれば、大幅にお金を増やせる可能性があります。
資産運用と一口にいっても、不動産投資やつみたてNISA、iDeCoなど様々な方法があります。
少額から資産運用できる方法もあるので、初心者の方でも手軽にスタートできるでしょう。
ただし、資産運用を行う際は、無理のない範囲で投資するのがポイントです。
生活資金は確保した上で、運用する資産の額を決めましょう。
支払い方法の見直しをする
支払い方法の見直しが、節約につながるケースがあります。
たとえば、以下のような効果を得られる可能性があります。
- ポイントが貯まる
- マイルが貯まる
- 支出を把握しやすい
キャッシュレス決済でポイントやマイルが貯まれば、キャッシュバックされるケースがあります。
キャッシュレス決済は、アプリなどで支出を把握しやすいのも魅力です。
保険を見直す
保険に加入している場合、保険を見直すのが有効です。
医療保険や生命保険などに無駄がないか確認しましょう。
「子どもの成長に伴い、生命保険の保障内容が不要となっている」「医療保険を払いすぎている」など、改善点を見いだせば、大幅な節約につながります。
保険料は固定費として大きなウエイトを占めているので、適宜見直すようにしましょう。
身の丈に合う貯蓄の目標を立てる
お金を貯めるには、身の丈に合う貯蓄の目標を立てることが大切です。
というのも、高すぎる目標を立てると、日常生活が苦しくなるなど、途中で挫折する原因になります。
現在の収支を把握し、無理のない範囲で目標設定するのが成功のポイントです。
フリマアプリを有効活用する
フリマアプリを有効活用することで、お金をうまく貯められます。
有名なフリマアプリとして、以下がよく利用されています。
- メルカリ
- ヤフオク
フリマアプリは不要なものをお金に換えることができるので、効率的です。
不用品を処分する際に自宅を片づけることで、無駄なものを購入するのを防ぐことにもなるでしょう。
転職を検討する
現職で満足な収入を得られていない場合は、転職を検討するのも手段です。
とくに、年齢が若い場合は、早めに転職することで収入を大幅にアップできる可能性があります。
「昇格できる見込みがない」「給与アップが期待できない」など現職に不満を感じている場合に、転職が有効です。
ただし、年齢が上がると、転職してもなかなか給与アップにつながらないケースもあります。
転職によりお金を貯めたい場合は、早めの行動が必要です。
お金を貯めるためのNG行動に注意
お金を貯めるには、控えるべき行動があります。
コンビニの定期的な利用や外食、飲み会への参加しすぎにより、出費が大きくなっているケースが多いです。
お金を貯めるためのNG行動について解説します。
コンビニの利用を控える
お金を貯めるには、コンビニの利用を控えるのがおすすめです。
コンビニを利用すると、ついつい、お金を浪費するケースが多いです。
また、コンビニは料金設定が高めとなっているものも多いので、ついでに「デザートを購入する」「雑誌を購入する」などの出費がかさなると、なかなかお金が貯まりません。
お金を貯めるには、定期的なコンビニの利用は控えるようにしましょう。
外食を控える
外食を重ねると大きな出費になるので、可能な限り控えるのがおすすめです。
とくに、単身赴任の方などは自炊するのが面倒なので、ついつい外食に頼りがちです。
また、家族で外食をすると、ファミレスなどでも数千円の出費になります。
外食を控えることで、毎月数万円貯蓄できます。
お金を貯めるために、自炊の習慣をつけましょう。
飲み会へ参加しすぎない
仕事仲間などから、飲み会へ誘われるケースがあるでしょう。
もちろん、付き合いで参加することも大切ですが、全ての誘いを受けていると出費が負担になります。
1回につき、1万円以上の出費が発生するケースもあります。
お金を貯めたい場合は、適度に断る意識も大切です。
先取り貯金の方法
お金を効率的に貯めるには、先取り貯金を実践するのがおすすめです。
先取り貯金は、給与を受け取る際、あらかじめ一定額を貯金へ回す方法です。
貯金がうまくできない方は、先取り貯金を検討すると良いでしょう。
先取り貯金の方法をご紹介します。
積立定期預金
積立定期預金は、一定額を自動で毎月貯金する方法です。
積立定期預金は、普通預金よりも金利が高めに設定されています。
また、元本割れはしないので、安心して利用できるでしょう。
自動で貯金できるので、使い過ぎを防げるのも魅力です。
つみたてNISA
つみたてNISAは、年間で40万円まで非課税というのが魅力です。
あらかじめ一定額を設定し、積み立てていく仕組みとなります。
つみたてNISAは少額から始められるので、初心者の方でもアプローチしやすいでしょう。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
- iDeCoは、毎月一定額を積み立て、老後資金に備える仕組みです。
- 20歳以上60歳未満の方が対象です。
- 掛け金は自分で設定できるので、利用しやすいでしょう。
- iDeCoの拠出金は所得控除となることに加え、利益は原則非課税なので、効率的にお金を貯められるのも魅力です。
- ただし、注意点として、以下が挙げられます。
- 60歳まで原則積立金の引き出しができない
- iDeCo専用口座の開設時に手数料が必要
iDeCoは将来に向けた貯蓄に有効なので、利用を検討してみると良いでしょう。
まとめ
お金をうまく貯めるには、工夫が必要です。
まずは、収支を把握し、貯蓄の目標額を設定することが大切です。
また、固定費の見直しや先取り貯金の検討、生活費用口座と貯蓄用口座を分けるなど、自分に合う方法を選ぶことで効率的にお金を貯められます。
すぐに始められるお金を貯める方法は多数あるので、検討してみると良いでしょう!