一般的な銀行とネット銀行の違いとは?受けられるサービスの違いやそれぞれのメリット・デメリットを徹底解説

ネット銀行が普及しており、一般的な銀行とどちらを選ぶか迷う方は多いでしょう。

ネット銀行は店舗へ行く必要がなく、インターネット上で手続きできることに魅力を感じ、利用する方が多いです。

銀行の種類によって様々なメリット・デメリットがあるので、利用目的に応じて選ぶことが大切です。

本記事では、一般的な銀行とネット銀行の違いについて、それぞれの特性やサービスからメリット・デメリットを解説します。

銀行選びで迷っている方は、参考にしてみてください。

ネット銀行のメリット

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ネット銀行は、利便性の高さが最大のメリットです。
口座開設や各種手続きがインターネット上で完結するので、忙しい方でも利用しやすいでしょう。

その他手数料や金利などに関し、様々なメリットがあります。

ネット銀行のメリットについて解説します。

インターネット上で手続きが完結する

ネット銀行であれば、インターネット上で全ての手続きを行えます。

たとえば、以下のような手続きをインターネット上で行うことになります。

  • 口座開設
  • 入金
  • 決済
  • 各種手続き

ネット銀行には、手続きを行うための専用のサイトやアプリが準備されています。

平日に休みが取れない方も、インターネット上であれば、時間と場所を選ばずに手続きできるので便利でしょう。

手数料が安い

ネット銀行は、通常の銀行よりも手数料が安い傾向にあります。

実店舗を持っていると、スタッフの人件費が必要となるので、その分手数料を下げるのが難しいのです。

一方、ネット銀行であれば人件費を抑えられるので、手数料を安く設定できます。

手数料の相場料金は、以下のようになっています。

  • 銀行ATM:約300円〜600円
  • 銀行窓口:約600円〜900円
  • ネット銀行:約100円〜300円

とくに、振り込みを頻繁にする場合は、ネット銀行がお得です。

金利が高め

ネット銀行は、通常の銀行よりも金利が高めとなっているケースが多いです。

銀行によってばらつきはありますが、以下が目安となります。

・通常の銀行

普通預金の金利:約0.001%
定期預金の金利:約0.002%

・ネット銀行

普通預金の金利:約0.01〜0.1%
定期預金の金利:約0.02%

預金金利を有効活用できれば、お金を増やすことにつながるでしょう。

なお、預金の金額などによっても金利は変動するので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

また、ネット銀行はサービスが充実している傾向にあるので、サービスを利用することでよりお得に利用できます。

効率的に資産を増やしたい方は、ネット銀行の利用を検討してみると良いでしょう。

ネット銀行のデメリット

ネット銀行には様々なメリットがある反面、デメリットもあります。
知らずに使うと、スムーズに利用できなかったり、トラブルに巻き込まれるケースもあります。

ネット銀行のデメリットについて解説しますので、利用前にチェックしてみてください。

引き落としや振替口座への指定ができないケースあり

ネット銀行は、場合によっては引き落としや振替口座への指定ができないことがあります。

支払いで使用したい場合は、あらかじめ引き落としや振替口座への対応を確認しておくことをおすすめします。

システム障害の影響を受ける可能性がある

ネット銀行は、システム障害の影響を受け、一時的に利用できなくなる可能性があります。
また、システムメンテナンスをする時間があり、その間は利用できません。

すぐに復旧すれば良いですが、時間がかかる場合、ネット銀行のみに依存していると困るでしょう。

ネット銀行は非常に便利ですが、トラブル発生の可能性があることを考慮し、代替口座も準備しておくことをおすすめします。

セキュリティの管理が必要

ネット銀行を利用する場合、セキュリティを徹底的に管理する必要があります。
というのも、ネット銀行を利用する際は、IDやパスワードを使用します。

IDやパスワードが盗まれると、犯罪に巻き込まれる可能性もあるので注意しましょう。

たとえば、以下のような被害が発生する可能性があります。

  • 預金が第三者に引き出される
  • 無断で利用される
  • 個人情報が流出する

また、トラブルに巻き込まれる原因として、「不正サイトへのアクセス」「セキュリティの低いフリーWiFiの利用」などが挙げられます。

ネット銀行を利用する際は、IDやパスワードが流出しないよう、管理が重要であることを把握しておきましょう。

窓口として実店舗を利用できない

ネット銀行には実店舗がないので、困ったときの窓口が分からず困るケースがあります。
通常、問い合わせ窓口として、電話やチャット、問い合わせフォーム、メールなどが準備されています。

対面でサポートしてもらいたい方にとっては、実店舗がないことに不安を感じるケースもあるでしょう。

ネット銀行の選び方のポイント

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ネット銀行は利便性が高いので、口座を開設しておくと役立ちます。

とはいえ、ネット銀行と一口に言っても様々なものがあるので、迷う方もいるでしょう。

ネット銀行の選び方のポイントを解説しますので、ぜひ、参考にしてみてください。

利用目的に応じて選ぶ

ネット銀行は、利用目的に応じて選ぶことが大切です。
たとえば、ネット銀行の利用目的は、以下のように様々です。

  • 給与の振り込み口座に設定したい
  • 公共料金など各種手続きに利用したい
  • ネットショッピングで利用したい

利用目的に応じ、「サービス内容に着目する」「ポイントを重視する」など、選ぶ際のポイントが分かります。

ネット銀行を利用する際は、利用目的を明確にしておきましょう。

手数料を比較して選ぶ

ネット銀行を利用する際は、手数料を比較するのも手段です。

ネット銀行は手数料が安く設定されている傾向にありますが、ネット銀行の中でも手数料は様々です。

とくに、以下のような場合は、手数料の重要度が高いでしょう。

  • 毎月の振り込みに利用する
  • 取引相手との振り込み口座として利用する

振り込み回数が頻繁な場合は、手数料が重要です。

また、取引相手への振り込みとして利用する場合、相手が利用する銀行との兼ね合いでも手数料が変わります。

状況に応じ、お得なネット銀行を利用しましょう。

特典・サービス内容を把握しておく

ネット銀行を利用する際は、特典・サービス内容を把握しておくことをおすすめします。
ネット銀行は、様々な特典やサービスを提供し、利用を促しているケースが多いためです。

たとえば、以下のような特典があります。

  • 振込手数料複数回無料サービス
  • 口座開設によりポイントがもらえる

ネット銀行の特典・サービスは時期により異なるケースもあります。

適宜、最新情報をチェックしておきましょう。

ネット銀行を安全に利用するためのポイント

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ネット銀行を利用する際注意が必要なのは、セキュリティ面です。
あらかじめ対策しておけば、トラブルを防ぎ、安全に利用することが可能です。

ネット銀行を安全に利用するためのポイントを解説しますので、参考にしてみてください。

ウイルス対策を徹底する

ネット銀行を利用する場合は、ウイルス対策を徹底することをおすすめします。

ウイルス対策をせずにネット銀行を利用すると、以下のようなトラブルになる可能性があります。

  • 個人情報が流出する
  • 不正に利用される

インターネット上にはウイルスがあり、感染すると情報を盗まれる可能性があるので非常に危険です。
ネット銀行でのトラブルの原因は、ウイルス感染が多いと言われています。

不正出金されるなど悪質な場合は、大きな被害になるでしょう。

ネット銀行によっては、ウイルス対策のサポートを行っているケースがあるので、不安な場合は相談してみることをおすすめします。

SMSを利用した犯罪に注意する

ネット銀行では、SMSを利用した犯罪が発生することがあります。
SMSは電話番号が分かれば、手軽にメッセージを送受信できるので、アプローチしやすいのです。

たとえば、ショートメッセージでURLを送信し、情報入力を促すなどの例があります。

個人情報を入力すると情報が盗まれ、不正に出金されるなどの被害に遭う可能性があります。

銀行からショートメッセージで個人情報を入力するよう連絡がくることはほとんどないので、不信に思ったら問い合わせましょう。

パスワードが流出しないよう工夫する

ネット銀行でパスワードが流出すると、第三者がアクセスする可能性があるので、注意が必要です。

以下のようなパスワードは流出のリスクが高いので避けましょう。

  • 簡易的な単語を使用している
  • 同じパスワードを他サイトで利用している
  • 誕生日など個人情報に関連している

パスワードは、第三者が連想しにくい複雑なものにしましょう。

大文字や小文字の混合、記号の使用など分かりにくいパスワードにすると、第三者に推測されにくいです。

デバイスのOSやソフトウェアを最新状態にアップデートする

ネット銀行を安全に利用するには、デバイスのOSやソフトウェアを最新状態にアップデートすることが大切です。

アップデートせずに古い状態でデバイスを使用すると、ウイルス感染の可能性が高くなります。

脆弱な環境で個人情報が流出しないよう、アップデートを意識しましょう。

預金残高を適宜確認する

ネット銀行に高額な預金がある場合は、適宜残高を確認しましょう。
ネット銀行は自宅にいながら、簡単に預金残高を確認できます。

長期間預金残高を確認せずに放置していると、万一犯罪に巻きこまれた場合に気づくことができません。

発見が遅れると、被害が大きくなる可能性があります。
すぐに対処できるよう、こまめにログインすることを意識しましょう。

まとめ

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一般の銀行とネット銀行にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、目的に応じて適した銀行を選ぶことをおすすめします。

銀行を選ぶ際は、利便性、手数料、サービス内容など様々な観点から検討しましょう。
最新情報をチェックしておくと、よりお得に利用できます。

なお、ネット銀行を利用する際は、セキュリティ面へ注意する必要があります。

銀行の特徴を把握し、最適な銀行を選びましょう!

一般的な銀行とネット銀行の違いとは?受けられるサービスの違いやそれぞれのメリット・デメリットを徹底解説
最新情報をチェックしよう!