【例文付き】よく聞くビジネス用語の意味と使い方

これから社会人として、仕事を頑張っていきたいと考えている人は多いでしょう。

しかしながら、ビジネスの世界には専門用語が多く、よく分からない方が大半だと思います。

そこで本記事では、よく聞くけど、あまり分からないビジネス用語の意味や使い方を徹底解説しました。

学生の方でもこれから必要になってくるので、ビジネス用語は覚えておきましょう。

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職場で使われることの多いビジネス用語

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ビジネス用語にも様々な種類があり、場面によってよく使われるビジネス用語は違ってきます。

まずは、職場で使われることの多いビジネス用語やその使い方を紹介していきましょう。

タスク

タスクとは、「コンピューターで行う作業の単位」と「やるべき作業」という意味があります。

ビジネスでは、「やるべき作業」という意味で使われる事が多いです。

タスク管理は、自分に課せられた仕事を把握し、管理するという意味になります。

同時に作業を進めることをマルチタスク、1つのことに取り組むことをシングルタスクと呼ぶなど、派生したビジネス用語も存在するので、覚えておきましょう。

似たような意味として「プロジェクト」という言葉がありますが、プロジェクトは大掛かりなもので、タスクはプロジェクトの中の作業の1つというイメージです。

例えば、「上司は部下のタスクの進歩状況を把握するべきだ」というような使い方をします。

デフォルト(デフォ)

デフォルトとは、元々は英語で「怠慢」「怠ける」という意味を持った言葉です。

しかしながら、コンピュータ業界ではコンピュータの初期設定や標準仕様という意味があります。

そこから、人に対しても「標準」「当たり前」という意味で使われるようになりました。

金融用語としても使われる事があり、「債務不履行」という意味で使用される事が多いです。

債務不履行とは、債券の発行者が破綻して、元本や利息の支払いを遅延・停止し、元本の償還ができない状態になることを指します。

しかしながら、職場などの場面では、人に対して使われる事が多く、ネガティブな意味として使われる事が多いです。

例えば、「彼は遅刻するのが、デフォルトになっている」というような使い方をします。

バッファ

バッファは、英語の「buffer」が語源です。

鉄道の車両間の衝撃を緩和する装置のことをバッファと呼び、「緩衝器」「緩和物」といった意味もあります。

しかしながら、ビジネスでは「時間的なゆとり」「余裕」といった意味で使用される事が多いです。

また、消耗品などをたくさん準備する場面では「予備」という意味で、人員がたくさん必要な場面では「人的余力」という意味で使われます。

そのため、商品に対して「バッファありますか」と聞かれたのであれば、その商品の在庫や予備を確認しているという事です。

「私のバッファお願いします」と言われたのであれば、サポート役をお願いされたという意味になります。

ビジネスでは、スケジュール管理の場面などで使われる事が多いです。

例えば、「スケジュールにはバッファを設定しておかないと、急に何かあっても対応できないですよ」というような使い方をします。

リスケ

リスケとは略語で、「リスケジュール(reschedule)」というのが正しいです。

ビジネスにおいてリスケは、「スケジュールを組み直す」「計画を変更する」などの意味で使われます。

ですが、金融機関への返済が厳しくなってきたときに、返済可能な計画に変更し直すことを指す言葉として使われる事があります。

ビジネスで使われる場合と経営者や金融業界などの財務に関わる人たちが使う場合では意味が変わってくるため、注意しましょう。

リスケは略語であり、少しカジュアルな言葉であるため、部下へ使うのは良いのですが、上司などの目上の方に使うことはやめた方が良いです。

リスケは、直接対面か電話で伝えることが正しいマナーです。

しかしながら、直接会えない場合や電話がつながらない場合などはメールでお願いするようにしましょう。

リスケによって相手に迷惑をかけてしまうため、誠実な対応を心掛けることが大切です。

リスケを承認してくれた場合には、変更後の起源は絶対に守るようにしましょう。

何度も期限に遅れ、リスケをしてもらうというのは、信頼を失うことに繋がるからです。

例えば、「今週にするはずだった会議は、上司の都合で来週にリスケされました」というような使い方をします。

リスケという言葉は、使う相手や場面を考えるようにしましょう。

リテラシー

リテラシーとは、「読み書きの能力」という意味の英語である「literacy」が語源となっています。

日本語の意味としては、読み書きだけでなく、材料や情報などを正しく理解・分析し、活用する能力という意味です。

ビジネスでは、リテラシーという言葉だけ使われることは少なく、「○○リテラシー」のように、関連する言葉を組み合わせてよく使われます。

リテラシーのつく言葉はたくさんあり、

金融リテラシー
情報リテラシー
メディアリテラシー
コンピュータリテラシー
ネットリテラシー
ビジネスリテラシー
健康リテラシー

などがあります。

それぞれ意味が変わってくるため、あなたが関わりそうな分野があれば、調べておくようにしましょう。

リテラシーと似た言葉で、「コンピテンシー(competency)」という言葉があります。

リテラシーは「知識を基にした能力」ですが、コンピテンシーは「経験を基にした能力」です。

そのため、リテラシーは個人の努力で身に付ける事ができますが、コンピテンシーは実践することで向上するため、個人の努力で身に付けることはできません。

どの程度の知識や能力を身に付ければリテラシーがあると言えるのか、基準は人それぞれなので難しいですが、誰もが認めるほどのリテラシーを身につけるようにしましょう。

例えば、「ネットの情報には嘘もあるから、メディアリテラシーを持つことが大切です」というような使い方をします。

会議で使われることの多いビジネス用語

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会議では討論をするため、たくさんのビジネス用語が出てきます。

その時に、ビジネス用語を理解できていないと、会議で1人だけ置いていかれる状況になる可能性もあるでしょう。

そうならないためにも、会議で使われることの多いビジネス用語やその使い方を紹介していきます。

アイスブレイク

アイスブレイクとは、面識のない人たちが集まる場面で、コミュニケーションを取りやすくするために、緊張感を和らげる目的で行うものです。

アイスブレイクの内容は、自己紹介やゲームなどをするのが一般的で、会議や研修の冒頭5~10分間ほどで行われます。

「アイスブレイク」という言葉は、緊張感や堅苦しい雰囲気をアイスと例え、その雰囲気を壊す(ブレイクする)という意味から名付けられました。

人間は会議や研修などの場面で、いきなり偉い人が出てきて難しい話をしていても、あまり興味・関心を抱かず、頭に話が入って来ないです。

しかしながら、アイスブレイクを行うことで、興味・関心を持ってもらい和やかな雰囲気で、発言をしやすい環境を作る事ができます。

メールなどの連絡手段が増えてきたため、社会人に必要なコミュニケーション能力が低下し、多くの人がコミュニケーションに苦手意識を持っているでしょう。

そのため、会議で意見を出せる人が少なくなっています。

誰もが意見の出しやすい雰囲気を作るためにも、アイスブレイクを活用することが有効な手段です。

例えば、「会議を始める前に、アイスブレイクとして自己紹介をしましょう」というような使い方をします。

アサイン

アサインとは、「仕事を配属する」「仕事を割り当てる」という意味で使われるビジネス用語です。

ビジネス用語としても英語のassignとしても同じ意味で使われます。

アサインは、業界によって少し意味が異なります。

例えば、旅行業界やホテル業界で使われる「アサイン」は、部屋割りやシート割りの意味です。

しかしながら、IT業界では、機能などを追加した場合やキーに役割を与えた場合に「キーアサイン」という言葉を使います。

IT業界では、エンジニアの派遣、採用する時にも「アサイン」が使われますが、この場合でのアサインはビジネスで使われる時と同じ意味合いです。

アサインは会議において多用される言葉の1つになります。

なぜなら、会議では、社員をどの仕事に配属するかなどを討論する場合が多いからです。

アサインされたということは、自分に仕事を任せられたということになり、責任が生じてくるため、「アサイン」という言葉は覚えておきましょう。

例えば、「今回のプロジェクトは、君にアサインする」というような使い方をします。

エビデンス

エビデンスとは、「根拠」「証拠」という意味です。

様々な分野で使われ、最近ではIT業界を中心としたビジネスシーンで使われる事が増えてきています。

ビジネスでは、何かを裏付けるための具体的なデータや情報という意味で使われる事が多いです。

会議などで提案をした時に、エビデンスがあれば、周りをより納得させる事ができるでしょう。

また、会議の記録をするという意味でもエビデンスが使われる事があります。

契約書を書くことを「エビデンスを取る」と呼ぶこともあり、多少使い方が違いますが、基本的には「根拠」「証拠」の意味で使われます。

まとめ

本記事では、ビジネスで重要なビジネス用語の意味やその使い方などを徹底解説しました。

ビジネス用語は頻繁に使われる言葉なので、理解しておかないと周りから置いていかれる可能性があります。

そのため、社会人はビジネス用語を覚えておくべきでしょう。

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