ビジネス実務マナー検定の資格を取るとどんなメリットがあるのか?仕事や転職への影響を徹底解説

ビジネス実務マナー検定は様々な業種に有用であり取得が推奨されていますが、メリットや詳細について把握しておらず、迷っている方もいるでしょう。

ビジネス実務マナー検定の資格を取得することで高評価となり、転職・就職に有利になるケースは多いです。また、自信を持って業務に取り組めるようになります。

本記事では、ビジネス実務マナー検定についての概要や取得をした場合のメリット、影響などを解説します。

ビジネス実務マナー検定の受験方法

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ビジネス実務マナー検定の受験方法についてご紹介します。
あらかじめ、以下の点を把握しておくとスムーズです。

  • 試験日時
  • 受験会場
  • 受験料
  • 受験資格
  • 申込方法

受験予定の方は、参考にしてみてください。

試験日時

ビジネス実務マナー検定の試験は、年に2回、6月と11月に実施されます。
ビジネス実務マナー検定は1級から3級まであり、日程は同じですが、時間帯は異なります。

受験会場

受験会場は、以下のようになっています。

【東日本:7地区】
札幌、仙台、東京、横浜、上越、松本、名古屋

【西日本:5地区】
大阪、広島、福岡、熊本、那覇

受験会場は自由に選択できます。
受験票に受験地も記載されるので発送後確認しておきましょう。

受験料

受験料は級によって異なり、以下のようになっています。

一級:6,500円
二級:4,100円
三級:2,800円

なお、一級と二級を併願する場合は10,600円、二級と三級を併願する場合は6,900円です。

ビジネス実務マナー検定は併願できるので、受験する級に迷う場合は検討してみると良いでしょう。

受験資格

ビジネス実務マナー検定には、受験資格要件は設定されていません。
基本的に、誰でも受験できる資格です。外国人の方も受験しています。

申込方法

ビジネス実務マナー検定は、以下のいずれかの方法で申し込めます。

  • インターネット経由で申し込む
  • 郵送で申し込む

インターネット経由で申し込む場合、支払い方法はクレジットカードもしくはコンビニエンスストア支払いから選べます。

郵送で申し込む場合は、現金書留となります。

併願する場合は、まとめて申し込む必要があるので注意しましょう。
別々に申し込んだ場合、級によって受験会場が異なるケースがあります。

ビジネス実務マナー検定を受けるメリット

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ビジネス実務マナー検定を受けることに関しては、様々なメリットがあります。
ビジネス場面ではもちろん、様々なシーンで活かせます。
詳細を解説しますので、参考にしてみてください。

就職・転職で有利になる

ビジネス実務マナー検定資格を取得すると、就職・転職で有利になる可能性があります。

就職・転職においては、資格取得実績などの客観的な指標があると高評価を受けやすいのです。

「ビジネスマナーを心得ているので、即戦力として活躍できる」「モチベーションが高い」などと採用担当に評価されると、他の応募社よりも有利になる可能性が高いです。

自信を持って入職できる

ビジネス実務マナー検定を取得していると、自信を持って入職できます。
ビジネス実務マナー検定を取得する過程で、電話対応や話し方、文書作成の基礎を習得できます。

「取引先と円滑にコミュニケーションを取れる」「外部の人との電話対応をスムーズにできる」など、自信につながる場面に遭遇する可能性は高いです。

どの業種でもビジネス実務マナーは役立ち、周囲からの信頼も高まります。

ビジネス以外の場面でも活かせる

ビジネス実務マナー検定を取得する過程で習得した知識は、ビジネス以外の場面でも活かすことができます。

ビジネス実務マナー検定では、人とのコミュニケーションなど日常生活での基本となるマナーも習得できるので、幅広い場面で役立つのです。

たとえば、冠婚葬祭でのマナーにも応用できます。

社会人として必要なマナーを身につけ、様々な場面で活かしましょう。

ビジネス実務マナー検定とは

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ビジネス実務マナー検定は、社会の基本ルールを身につけることを目的とした資格です。

社会人として、適切な行動・話し方ができるか、人間関係を良好に保てるかなどを確認します。

一定の審査基準を満たした場合、合格となります。
理論と実技に分けて出題される流れとなっています。

ビジネス実務マナー検定は、1級~3級まであります。
2級と3級が筆記試験のみ、1級は筆記試験に加えて面接があります。

 ビジネス実務マナー検定3級

必要な資質

ビジネス実務マナー検定3級で必要な資質は、以下が挙げられます。

  • 社会人としての資質
  • 適切に行動・判断・表現できる力
  • 明るさや誠実さ
  • 社会人としての身だしなみ
  • 協調性がある
  • 素直さや良識がある
  • 確実に平易な仕事をこなせる
  • 積極性・効率性などについて理解できる

企業実務

企業実務では、組織の機能を理解していることを求められます。
業務分掌、位、職制について把握する必要があるでしょう。また、社会的責任も重要です。

対人関係

対人関係に関しては、人間関係への対処・マナーについて把握していることを求められます。
以下のような要素が重要になります。

  • 社会人としてふさわしい服装
  • 話し方や敬語の正しい使い方
  • 慶事・弔事に関する作法

ビジネスにおいては、対人関係が重要です。

電話

電話は顔が見えない相手とのやり取りになるので、マナーが重要です。
ビジネス実務マナー検定では、以下を求められます。

  • 感じの良い話し方
  • 分かりやすい話し方
  • 電話での応対力
  • 用件・伝言の受け方に関する知識
  • 用件・伝言の伝え方に関する知識
  • 電話の特性に関する知識
  • 電話の取り扱いに関する知識

技能

ビジネス実務マナー検定3級では、情報整理、情報伝達に関する知識も求められます。
たとえば、以下のような要素が重要です。

  • 文書作成に関する知識
  • 文書の取り扱いに関する知識
  • 会議に関する知識
  • 事務機器・事務用品の機能・知識

ビジネス実務マナー検定2級

必要な資質

ビジネス実務マナー検定2級で必要な資質は、以下が挙げられます。

  • 社会人としてふさわしい資質
  • 状況に応じた行動力・判断力・表現力
  • 明るさや誠実さ
  • 身だしなみ
  • 自己管理能力
  • 積極性・合理性・効率性についての理解

また、一般的な仕事を着実に実行する力や良識・協調性を持った態度を求められます。

企業実務

組織の機能や業務についての理解を求められます。
職位・職制の持つ役割・機能に関する知識、会社などの社会的責任・役割に関する知識も重要です。

対人関係

ビジネス実務マナー検定2級では、人間関係や心理についての理解が求められます。
また、ビジネス実務としてのマナーを活用できることも重要です。

たとえば、以下の項目がポイントとなります。

  • ビジネスにふさわしい服装
  • 話し方
  • 一般的な敬語の使い方
  • 交際業務に関する知識
  • 慶事・弔事に関する作法と服装

電話実務

電話実務では会話力や応対力などが求められ、相手に伝わりやすい話し方について学びます。以下のような項目が重要です。

  • 感じの良い話し方についての理解
  • 分かりやすい話し方についての知識
  • 用件や伝言の受け方についての知識
  • 用件や伝言の伝え方についての知識
  • 電話の特性についての知識
  • 電話の取り扱いについての知識

技能

ビジネス実務マナー検定2級では、情報活動や情報の整理、情報の伝達が重要になります。

以下の項目を確認されます。

  • 基本的な文書作成能力
  • 一般的な文書の取り扱い
  • 会議に関する知識
  • 会議運営に関する知識
  • 事務機器・事務用品に関する知識

ビジネス実務マナー検定1級

必要な資質

ビジネス実務マナー検定1級で必要な資質は、以下が挙げられます。

  • 社会人としての資質
  • 状況に応じた行動力・判断力・表現力
  • 明るさや誠実さ
  • 身だしなみや自己管理能力
  • 積極性・合理性・効率性についての深い認識

仕事を確実に実行し、模範となる態度が求められます。
協調性のある行動も重要になります。

企業実務

組織の機能や業務分掌についての深い理解を求められます。
また、職位・職制の持つ役割や機能、会社の社会的責任についての深い理解も重要となります。

対人関係

人間関係においては、適切な対人行動をとることを求められます。
人間関係の心理についての知識も重要です。

以下のような項目を確認されます。

  • ビジネス実務としてのマナーの活用
  • ビジネス実務にふさわしい服装
  • 話し方の成立要件の認識
  • 話し方の間関係への結び付きに対する理解
  • 高度な敬語の使い方
  • 目的に応じた話し方
  • 慶事・弔事に関する作法や服装、式次第についての全般的な知識
  • 交際業務に関する深い理解

電話実務

電話実務では、会話力を求められます。
整った分かりやすい話し方で、相手に伝えることが重要です。以下のような項目がポイントです。

  • 用件や伝言の適切な受け方
  • 用件や伝言の適切な伝え方
  • 電話の特性についての深い知識
  • 電話の取り扱いについての知識

技能

ビジネス実務マナー検定1級では、情報活動を効率よく行うスキルが重要です。
情報の整理や伝達を適切に行う必要があります。以下の項目がポイントです。

  • 一般的な文書の効率的な作成
  • 文書全般の適切な取り扱い
  • 会議についての深い知識
  • 会議の運営スキル
  • 事務機器・事務用品を適切に使うスキル

なお、ビジネス実務マナー検定1級では面接試験があり、話し方や態度を審査されます。

ビジネス実務マナー検定を活かせる業種・就職先

ビジネス実務マナー検定は、幅広い業種で役立ちます。
とくに、対人業務の多い業種では、高い評価となるでしょう。

履歴書に記載して評価されるのは、2級以上が目安です。
ビジネスマナーを身につけているという客観的な指標があると、非常に有用でしょう。

ビジネス実務マナー検定はどんな人におすすめ?

ビジネス実務マナー検定は、就職前の学生や新入職員におすすめの資格です。
あらかじめ社会で必要となるビジネスマナーを把握しておくと、仕事をスムーズに進められます。

ただし、知識が不十分な状態で合格するのは難しいので、あらかじめ試験対策が必要です。

なお、ビジネス実務マナー検定は、「公益財団法人 実務技能検定協会」により管理されています。取得するに当たり気になる点がある場合は、問い合わせすることも可能です。

まとめ

ビジネス実務マナー検定では、社会人としての基礎知識や業務に直結するマナーなどを幅広く学ぶことができます。
ビジネス実務マナー検定の資格を取得することで、企業からの信頼度が高まり、就職・転職で有利になります。

また、ビジネス界のみならず、日常生活で役立つスキルも身につけられます。ビジネス実務マナー検定は、学生や新入職員に推奨されています。

なお、ビジネス実務マナー検定は、1級~3級まであり、レベルに応じて選択できます。
受験要件は設定されておらず、受験する級を迷う場合は併願もできます。
比較的チャレンジしやすい資格です。
客観的な指標として、ビジネス実務マナー検定の取得を検討してみると良いでしょう。

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