これから転職をしようと考えている人の中で、転職をして年収1000万を目指したいと考えている人は多いでしょう。
しかしながら、どんな業界に入ったり、どのような条件を満たしていれば、年収1000万に到達できるのか分からないという方が大半だと思います。
そこで本記事では年収1000万の転職事情などについて徹底解説しました。
お金が全てではありませんが、年収が高いことによって金銭面で余裕を持つ事ができるため、是非参考にして下さい。
これから年収を上げて1000万円を稼げるようになりたいという夢や希望を持っているサラリーマンは多いでしょう。 しかしながら、現在の年収からどのようにしたら1000万円を稼げるようになるのかイメージを持てていない人も多いはずです。 […]
年収1000万以上の転職の際に求められるスキル
年収1000万以上を目指している方は、求められるスキルを知っておくことで、今何をすべきか明確にする事ができます。
そこで、年収1000万以上の転職の際に求められるスキルについて解説します。
論理的思考ができる
論理的思考はロジカルシンキングと呼ばれることもあり、論理を追って、きちんとした道筋を立てて考える事を指します。
会社で何か問題が起こった際に、どのような手順でどのような行動をすることによって、現状を打破する事ができるのか考えられる力があると会社で重宝されるようになります。
社会人として論理的思考力は持っておくべきスキルであるため、年収1000万を目指すのであれば、必須の能力です。
物事を俯瞰的に捉える事ができる
物事を俯瞰的に捉える事ができる人は少なく、与えられた役割しかする事ができない人が多いため、物事を俯瞰的に捉える事ができると必然的に年収が上がってきます。
全体を把握して、会社内のバランスを保つ事ができれば、さらに上の役職に就く事ができます。
そのため、年収を上げたいと考えているのであれば、普段から物事を俯瞰的に捉えるようにしましょう。
課題解決能力が高い
会社内で問題が起きた際には、すぐに解決できるような能力が求められるため、知識だけでなく、行動力のある人が重宝されます。
また、素早く効率的に解決に導く必要があるため、柔軟に対応する事ができる能力も課題解決能力に含まれています。
解決策を講じるためには、すでに分かる情報の中から仮説を立てて、それを検証することで、問題点を炙り出す事ができるため、とにかく行動力が重要です。
課題解決能力が高いと、結果として生産性を上げる事ができるため、会社の売り上げ向上に貢献する事ができるでしょう。
マネジメント能力が高い
年収1000万を目指すのであれば、ただの平社員ではなく、役職のあるマネージャーのようなポジションを担当しなければいけません。
そのため、いくらプレーヤーとして優れていたとしてもマネジメント能力がなければ、役職につく事ができないです。
論理的思考で俯瞰的、常に仮説をたてて物事を解決していくという能力があり、組織をマネジメントする事ができれば、会社に大きな利益をもたらす事ができるでしょう。
会社に大きな利益をもたらす事ができる人材は、必然的に給料が高くなるため、年収1000万を目指す事ができます。
年収1000万以上の転職事情
年収1000万に到達できると上位5%に入ると言われていますが、1000万を超えるような方はどのような方法で転職しているのか気になっている人は多いでしょう。
一般的な求人に応募して、面接して、入社して年収1000万に到達できるケースは非常に稀になってきます。
年収1000万に到達している人の転職活動の経路は以下の通りです。
- エージェントからのスカウト 79%
- 個人の人脈 42%
- 企業からの引き抜き 20%
- 求人情報に応募する 17%
- 友人に薦められた人材派遣会社から 4%
- その他 3%
エージェントからのスカウトが約8割であるため、自ら転職活動を行うのではなく、スカウトされて転職を決心する人が多いようです。
優秀な人材はどこの会社も欲しいため、今働いている会社よりも良い条件で転職してくれないかというスカウトを受ける事ができます。
そのため、今働いている会社で結果が残せていない人は、いきなり転職して年収1000万になるということは難しいでしょう。
役職つきで1000万以上の転職スカウトを受けた人の業界
役職つきで1000万以上の転職スカウトを受けた人の業界は以下の通りです。
- コンサルティング(人事系)
- 人材サービス(人材紹介/人材派遣/広告)
- その他(IT/通信)
- システムインテグレータ
- メーカー(精密機器)
- メーカー(医療機器)
- ソフトウェアベンダ
- CRO
- Webサービス/Webメディア
- 専門広告代理店(インターネット広告)
- コンサルティングファーム
- 証券会社
- 建設コンサルタント
- メーカー(産業/工作/半導体製造装置)
- コンサルティング(総合系)
部長や役員クラスのオファーが少ないため、1000万を超えるオファーはメーカーやコンサルティングファームからが大半です。
専門広告代理店(インターネット広告)、建設コンサルタント、メーカー(精密機器)、SI、コンサルティング(人事系)業界であれば、1000万を超えるオファーが多い傾向にあります。
そのため、役職についた経験がある人は、1000万を超える業界からのオファーを持ってみるようにしましょう。
また、役職についた事がない人でも、1000万を超える業界に転職することで、1000万を超えるチャンスがあります。
最初は役職がないため、年収1000万に到達することはありませんが、その業界で頑張ることによって役職がもらえると年収1000万に到達する事が可能です。
役職無しで1000万以上の転職スカウトを受けた人の業界
役職無しで1000万以上の転職スカウトを受けた人の業界は以下の通りです。
- Webマーケティング
- CSO
- アウトソーシング(コールセンター/他)
- コンサルティング(シンクタンク系)
- コンサルティング(その他)
- その他(ネット/広告/メディア/ゲーム/マスコミ)
- その他(建設/プラント/不動産)
- その他金融(共済保険会社/郵便局/他)
- ディベロッパー
- 人材サービス(技術系アウトソーシング)
- 生命保険
役職がない人でも、年収1000万を超える業界が多くあるため、企業側がオファーを送りたくなるようなスキルシートを作っておくようにしましょう。
役職がなくても年収1000万を超えるには、専門的な知識やスキルが必要になる仕事が多いため、その判断材料となるスキルシートは充実させておいた方が良いでしょう。
転職成功実績が多い業界
1000万を超える職業は多いですが、転職する事が難しく、成功しないという人が大半です。
そこで、転職成功実績が多い業界について解説します。
- 経営、経営企画、事業企画系 45%
- 営業、マーケティング系 30%
- コンサルタント系 17%
- 事務、管理系 15%
- 金融系 13%
- 技術系(IT、Web、通信) 10%
- 技術、専門職系(メディカル) 10%
- 技術系(電気、電子、半導体) 7%
- 技術系(機械、メカトロ、自動車) 7%
- 不動産系専門職 5%
- 技術系(化学・素材・食品) 3%
- 技術系(建築、設備、土木、プラント) 3%
- サービス、流通系 1%
- クリエイティブ系 0%
- その他 5%
転職成功している業界のうちの約半分が経営・経営企画・事業企画系です。
事業の推進に関与する経営層は待遇が手厚いため、1000万を超える会社員の大半はこのポジションに属しています。
経営のポジションであれば、経営に関する知識やマネジメント経験、グローバル人材としての専門性なども求められます。
これらのスキルがあると、人材としての市場価値を高める事ができ、キャリアを構築するためには、欠かせないです。
求人を確認する際のポイント
年収1000万以上の求人となると、よく求人を確認しておかないと、思っていたのと違うとなることもあるため、求人を確認する際のポイントを紹介します。
企業規模は無視する
年収1000万を超えるためには、大企業に入社するしかないと考える人も多いですが、確率で言えば、中小企業の方が高いです。
中小企業でも、大企業でも役職につかないと年収1000万は難しいため、単純に人数が少ない中小企業の方が可能性があります。
また、ベンチャーなどの成長企業では、若い世代での経営層や役職への抜擢も十分に考えられます。
成果報酬型の職種を探す
経営・経営企画・事業企画系の次に多かったのが、営業・メーケティングであり、営業職は特に成果が直結する仕事となっています。
優秀な営業マンであれば、成果報酬型の会社に入ることによって、年収1000万に到達する事ができるでしょう。
数百万型は、成果を出す事ができなければ、給料が低くなってしまうため、成果を出す自信がある方でないと厳しいです。
給与規定を見極める
どのような基準で給与を支払うのか、どのような基準で昇給していくのかという給与規定が会社にはそれぞれあります。
この給与規定が高い水準の企業で働くことによって、将来的に年収1000万に到達する事が可能です。
管理職についている社員の年収や昇給制度などについて確認し、給与規定が高い水準で整っているか調査することも重要になってきます。
まとめ
本記事では、年収1000万の転職事情などについて徹底解説しました。
人によってお金の価値は違いますが、年収1000万は一般的に高収入と呼ばれるようになる指標でもあるため、高収入になりたいのであれば、年収1000万を目指すと良いでしょう。
年収1000万に到達することは簡単なことではないため、本記事で紹介した能力を身につけることで着実に年収1000万に近づく可能性を上げていくことが大切です!