会社員が貯蓄1000万を目指すためにできること おすすめの貯蓄術とは?

会社員として働きながら、将来のため貯蓄1000万円を目指している方は多いでしょう。
1000万円は高額なので、すぐに達成できる金額ではありません。

とはいえ、1000万円を目指すためにできることを地道にやっておくと、十分達成できます。

本記事では、貯蓄1000万を目指すために会社員ができることや世代別の平均貯蓄額、おすすめの貯蓄方法などをご紹介します。

1000万円以上貯金をしている割合

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貯蓄額は個人差がありますが、世代別に1000万円以上の貯蓄がある人の割合を把握していると参考になります。

 貯金が1000万円以上ある人の割合は、単身世帯では約16%となっており、年代別の割合は以下の通りです。

20代 2.2%
30代 12.6%
40代 16.3%
50代 22.3%
60代 29.9%

金融広報中央委員会:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和元年

2人以上世帯で貯金が1000万円以上ある人の割合は、全体 で30.2%となっています。年代別の割合は以下の通りです。

20代 0%
30代 13.2%
40代 20.1%
50代 35.5%
60代 40.1%
70歳以上 33.7%
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和元年

年齢が若い段階では1000万円の貯蓄は難しいですが、年齢が上がるにつれ、貯蓄が増える傾向にあります。

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1000万円の貯蓄を達成するためにすべきこと

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1000万円の貯蓄は計画を立ててやるべきことを実行すれば、達成できる可能性があります。
漠然と1000万円の貯蓄を達成したいと思っても、順調に貯蓄できないので、あらかじめやるべきことを把握しておくことが大切です。
1000万円の貯蓄を達成するためにすべきことについて解説します。

目標期間を決める

1000万円貯めるためには、目標期間を決めることが大切です。
目標期間を設定せずに曖昧な状態で1000万円貯めたいと思うと、なかなか達成できません。
目標を設定し、必要な貯蓄額を計算し、計画的に貯めることが大切です。

また、1000万円というのが額が大きすぎてイメージできない場合は100万円など小刻みに目標を立てると無理なく達成できます。
ボーナスなどで調整し、計画的に貯蓄しましょう。

固定費を見直す

1000万円貯蓄するには、固定費を見直すことが大切です。
たとえば、固定額には以下が挙げられます。

  • 家賃
  • スマホ・固定電話代
  • サービス利用料

固定費は毎月のことなので、費用を削減すると大幅な節約につながります。
とくに、スマホ代のウエイトは大きいので、料金を見直してみると良いでしょう。
固定費は長期的にみると影響が大きいので、早めに見直すことをおすすめします。

少額ずつ貯蓄する

1000万円貯めるには、貯蓄を続けることが大切です。
途中で挫折しないよう、少額ずつ貯蓄することをおすすめします。

たとえば、1000万円貯めることを焦らず、月1万円からスタートするのも良いでしょう。
まずは、貯蓄の習慣をつけることが大切です。貯蓄経験がない場合は、少額貯蓄にチャレンジしましょう。

現在の収支を確認する

貯蓄をスムーズに行うため、現在の収支を確認することをおすすめします。
収支を把握することで、貯蓄額の目安を算出できます。
支出が多すぎて貯蓄する余裕がない場合は、収支を見直す必要があるでしょう。
漠然と貯蓄しようとするのではなく、全体を把握しておくことが大切です。

1000万円貯蓄するためにすべきでないこと

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1000万円の貯蓄を達成するためにすべきことがありますが、一方で、すべきでないこともあります。
貯蓄の妨げになることをすると、1000万円貯蓄の達成から遠ざかってしまいます。
1000万円貯蓄するためにすべきでないことについて解説します。

無理に貯蓄しようとする

1000万円を貯めたい気持ちがあっても、無理に貯蓄しようとするのは逆効果です。無理な節約はストレスに感じ、長続きしない可能性があります。
1000万円貯蓄するには、時間がかかります。
長期続ける工夫が重要です。必要な出費は節約せず、無理なく貯蓄しましょう。

バーゲンセールは注意が必要

1000万円を貯めたい場合、バーゲンセールの利用には注意が必要です。
バーゲンセールでは、ついつい不要なものを購入するリスクがあります。
無駄なものを購入すると、貯蓄の妨げになるでしょう。
必要なものを購入する場合はお得ですが、無駄遣いしがちな方は利用を控えるのが無難です。

他人に流されてお金を遣う

他人に流されてお金を遣うのは注意が必要です。

たとえば、以下のような状況があります。

  • 他人と同じブランドものを身につける
  • 同じサービスを利用する

他人に流されて同じ基準でお金を使うと貯金できないケースが多いです。
お金を使う際は、無駄遣いにならないよう、基準を決めておきましょう。

1000万円貯蓄を達成するための方法

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1000万円の貯蓄を達成するためには、自分に合う方法を見つけることが大切です。
無理なく継続できる貯蓄方法を続けることが、貯蓄額を増やすことにつながります。
1000万円貯蓄を達成するための方法について解説します。

可能な限り自炊する

可能な限り自炊することで、節約できます。
というのも、外食やコンビニの利用で、食費の負担が大きくなっているケースがあるのです。
また、飲み物代も水筒を持参するなどの工夫をすることで節約できます。

毎日のことなので自炊など食費を抑える工夫をすることで、大きな貯蓄につながります。無理のない範囲で自炊を心がけましょう。

クレジットカードを有効活用する

クレジットカードを有効活用すると、貯蓄につながります。
クレジットカードのメリットは、ポイントが付くことです。クレジットカードのポイントは企業により様々なので、比較してみると良いでしょう。

100円で1ポイントなどと短期間では効果を実感できないケースもありますが、長期的に見ると貯蓄の手助けになります。
また、割引サービスを受けられることもあります。

なお、クレジットカードではどうしても無駄遣いしてしまうという方もいるでしょう。
普段の買い物で利用しにくい場合は、以下のような費用のみをクレジットカード払いにするのも手段です。

  • 家賃
  • 光熱費
  • スマホ代

固定費をクレジットカード払いにするのは効果的です。
全て現金で支払っている場合は、クレジットカードの有効活用を検討してみましょう。

フリマアプリで不用品を売却する

フリマアプリで不用品を売却することで、臨時収入を得られます。
収益は出品するものにより異なりますが、不用品を売却すれば自宅の整理にもつながります。

自宅を整理できれば、必要なものや不要なものを把握できるので無駄遣いを抑えられるでしょう。
梱包・発送などの手続きに手間がかかりますが、不用品を単に処分するよりもプラスになるのは魅力です。

資産運用をする

効率的に稼ぐには、資産運用をするのも手段です。
資産運用はハードルが高いと感じる方もいますが、初心者でも着手しやすい方法もあります。

たとえば、以下の方法は比較的利用しやすいのでおすすめです。

  • つみたてNISA
  • 個人向け国債
  • 社債

つみたてNISA

つみたてNISAは、少額投資非課税制度です。
通常、資産運用すると課税対象となりますが、つみたてNISAを利用すると非課税扱いとなります。
※非課税枠は年間40万円まで、非課税期間は20年間となっています。

※2022年9月現在

個人向け国債

国債は、日本政府が発行しています。政府が関与しているため、安全性が高いです。
元本割れするリスクはなく、少額投資できるのが利用しやすさのポイントです。

社債

社債は、企業が発行します。企業により異なりますが、利率が高いものもあります。
ただし、元本割れに注意が必要です。

交際費をコントロールする

貯蓄したい場合は、交際費をコントロールすることが大切です。
とくに、飲み会はコストがかかります。
付き合いも重要なので、交際費の予算をあらかじめ決めておくのがおすすめです。

交際費の予算をオーバーする場合、断ることも重要です。
スムーズに貯蓄できるよう、交際費の使い過ぎに注意しましょう。

副業を始める

貯蓄額を増やすには、副業を始めるのも手段です。
本業で収入アップが期待できない場合、副業をして追加収入を得るのも良いでしょう。
働き方改革の影響もあり、副業に関する規制が緩和されている傾向にあります。

副業にも様々な種類があるのでスキルや時間を考慮して選ぶことで、無理なく続けられます。
早く1000万円の貯蓄を達成したい方におすすめです。

家計簿をつける

貯蓄額を順調に増やすには、家計簿をつけるのがおすすめです。
家計簿はアプリもあるので、つけやすくなっています。
家計簿をつけることで、現状を把握しやすくなります。

家計簿で収支と支出を把握し、貯蓄額を確認すれば、貯蓄を意識することにつながります。
また、節約するポイントを把握できるケースもあります。
たとえば、「交際費が多すぎる」「食費をかけすぎている」など、改善点も見えてきます。
より効率的に収支管理できるよう、家計簿をつけておきましょう。

転職を検討する

状況によりますが、転職が貯蓄額を増やすことにつながるケースがあります。
現在、給与に満足していない場合、転職することも手段です。

自分のスキルを活かして転職できれば、より年収を増やせる可能性もあります。
雇用形態を変えるなど、現状に応じて働き方を調整することも可能です。
ただし、年収のみに着目して転職すると、「こんなはずではなかった」と失敗するリスクがあります。現状に不満があるのであれば、入念な情報収集した上で、転職を検討してみると良いでしょう。

先取りで貯蓄する

確実に貯蓄額を確保するには、先取りで貯蓄するのがおすすめです。
給料日に、あらかじめ目標の貯蓄額を口座に振り込んでおきます。
貯蓄額を確保できる範囲でやりくりすれば、自然と貯金が増えるでしょう。
ついつい無駄遣いをしがちの方は、まず、貯蓄額を確保しておきましょう。

まとめ

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将来のため1000万円貯蓄したいという家庭は多いです。
1000万円の貯蓄は若いうちは難しいですが、年齢を重ねるにつれて達成できる割合が増えています。
また、1000万円の貯蓄はすぐには達成できないので、無理なく計画を立て、自分に合う方法で貯蓄額を増やすことが大切です。

1000万円貯蓄するポイントを把握し、目標を達成しましょう。

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