これから会社で上司のように成長していきたいと考えている人は多いでしょう。会社で上司になる為には、昇進や昇格を繰り返していく必要があります。
しかしながら、昇進や昇格について意味を把握できていない人は多いはずです。
そこで本記事では、昇進と昇格の違いについて徹底解説しました。それだけでなく、昇進・昇格できる人の特徴や、昇進・昇格ができない場合の対処法についてまとめています。
これから会社でどんどん上の立場に上がっていきたいと考えている人は、是非最後までご覧下さい。
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昇進とは?
昇進とは、社内で役職が上がるということを意味します。
例えば、課長の役職を背負っていた人が部長になった場合は「昇進」です。
昇進すると立場が上がっているので、収入や裁量権などが変わってきます。ただ、部下も抱えることになり、自分の仕事を回す能力以外にもやるべきことが多いです。
しっかりと自分の仕事以外にも部下をマネジメントできて、収入や裁量権を増やしたいと考えている人は昇進を目指すようにしましょう。
昇格とは?
昇格とは、社内で独自の評価システムの中で評価が上がることを意味します。
例えば社内で5級までの評価システムがあると仮定して、5級から4級に上がった場合は昇格です。
昇格と昇進の大きな違いは、役職が上がるかどうかという点でしょう。
昇格は社内の評価システムの中で評価が上がっているだけなので、役職が上がっている訳ではありません。
もちろん、評価が高くなれば役職が上がりやすくなりますが、役職が変わっていないのであれば昇格ではなく昇進となります。
よく混合して使われている単語ですが、役職が上がるかどうかで使うべき言葉が変わると覚えておきましょう。
昇進と昇格に大きな意味の違いはない
先ほど紹介したように、昇進と昇格に大きな意味の違いはありません。
役職が上がっているのかがポイントですが、基本的に社内の評価システムで良い評価を得なければ役職が上がることは無いです。
これから会社員として企業で活躍したいのであれば、昇進・昇格を目指して行動することが大切になります。
しかしながら、昇進・昇格を目指しているにも拘らず、なかなか達成できないと悩んでいる人は多いでしょう。実際、社内の全員が昇進・昇格できるわけではありません。
そこで、どのような人であれば社内で昇進・昇格できるのかを紹介していきます。
昇進や昇格できる人の特徴
それでは、昇進や昇格できる人の特徴を紹介していきます。
これから紹介する特徴に当てはまる人は、十分に会社で活躍して昇進・昇格することができるでしょう。
自分で考えて行動できる
昇進・昇格すると部下に指示を与える役割を担うので、自分で考えて行動しなければいけません。
言い換えると、言われたことだけをする人は、部下に指示を与えることができないので、昇進・昇格するのは難しいです。
指示がなくても仕事を生み出して行動できる人になることで評価が上がり、昇進・昇格することができます。
仕事を確実にやり遂げる
与えられた仕事を回せずに、最終的に周りの力を借りている人は多いでしょう。
もちろん他の人より明らかに業務量が多い場合は仕方ありませんが、同じ業務量で回せていない場合は評価が上がりません。
仕事を確実にやり遂げられない人に、昇格・昇進をさせる企業はないです。
しっかりと与えられた仕事を確実にやり遂げられる人が、責任感を持っていると判断されて良い評価を与えられます。
コミュニケーション能力がある
コミュニケーションが無ければ、上司となってチームで活躍することができない為、昇進・昇格することはできません。
そのため、能力が高いにも拘らず、コミュニケーション能力が無いので昇進・昇格できていない人は多いです。
仕事の能力やスキルを重要視する人が多いですが、同じくらいコミュニケーション能力が大切になります。
これから昇進・昇格を目指している人は、積極的に自分から同期や先輩・後輩に話しかけて、コミュニケーション能力があるとアピールしておきましょう。
数字に残る結果を残している
数字に残る結果を残している人は、目に見えて評価できるので昇進・昇格の対象になりやすいです。
例えば、月100万円を売り上げている人材と、月1000万円を売り上げている人材であれば、基本的に後者を昇進・昇格するでしょう。
営業職など数字で結果が分かる企業で働いている人は、まずは成績を上げるために何ができるのか検討して下さい。
上司の人と仲が良い
自分を評価するのは上司なので、仲が良いと一定の評価を与えられる可能性があります。
特に数字で成績などが出ない企業は、上司のお気に入りで評価される場合も多いです。
しっかりと評価を得る為には上司と関係ができている必要があるので、コミュニケーションを取りながら、社外でご飯に行くなどの努力もすることをおすすめします。
マネジメント能力がある
どれだけ個人の能力が高くても、マネジメント能力が無ければ部下を育てられないので、昇格・昇進することはできません。
昇格・昇進して上司になると、会社から部下を育てて成長させるという役割を任せられます。
もし自分の成績が良くても、部下が育っていなければ役職を降格させられる可能性も十分に考えられるでしょう。
自分以外にも気を配って育てられるマネジメント能力を持っている人材は、部下を成長させられるので昇進・昇格できる可能性が高いです。
自分からアプローチしている
ある程度の成績を残せているけど他にもライバルが同じくらいの成績を残している場合は、自分から昇進・昇格したいとアプローチすることが大切になります。
自分からアピールしなければ、上司は昇格・昇進したいと思っているのか分かりません。
- 月1000万円の成績を出していて、寡黙に努力している人
- 月1000万円の成績を出していて、昇進・昇格したいと自分から積極的にアピールしている人
上記であれば、2の人の方が昇進・昇格に向けて努力していると上司が判断できます。
もちろん成績が最重要ですが、自分からアピールすることで、同じレベルの人とは差別化することが可能です。
昇進や昇格できない場合の対処法
それでは、昇進や昇格できない場合は、どのように対処すれば良いのか具体的な方法を紹介していきます。
自分の成績を上げる
まずは、自分の成績を上げることに注力することが大切になります。
数字で判断できる場合は、契約数や売上を上げることに注力しましょう。数字で判断するのが難しい業種・業態の場合は、作業量などでアピールすることができるでしょう。
自分が仕事をできる人間だと判断されなければ、昇進・昇格するのは非常に難しいです。現時点で昇進・昇格ができていない人は、他の人と比ベて成績が良くないと判断されている可能性があります。
「自分の現在の成績」と「ライバルや上司の成績」をしっかりと把握して、どれくらいの開きがあるのか、どの部分が足りていないのかを分析・改善することが大切です。
上司に相談する
ライバルと同様の成績を残していて昇進・昇格されない場合、何が問題なのか疑問を抱く人も多いでしょう。
そのような場合は、自分を評価している上司に相談することをおすすめします。
ここで注意点ですが、自分が評価されていない理由を同期や後輩、自分を評価していない上司に相談しても意味がありません。最悪の場合、陰口を言っていたと流されて自分を評価している上司と関係が悪くなるリスクもあります。
自分が評価されない理由を知っているのは、自分を評価している上司だけだと覚えておきましょう。
もし上司に相談することができたら、自分の課題を見つけられるだけでなく、昇進・昇格したいというアピールもすることができます。
昇進・昇格している人を真似する
昇進・昇格している人を真似することで、自分の評価を変えられる可能性も十分に考えられます。
自分の仕事の進め方やコミュニケーションの取り方など、昇進・昇格している人と違う点は無いのか分析しましょう。
仕事の進め方を真似することで、作業効率や成績が大きく変わる可能性があります。コミュニケーションの取り方を真似することで、職場の人との人間関係が良くなる場合もあるでしょう。
もちろん自分が大切にしている部分は変えなくても良いですが、昇進・昇格している人は仕事の進め方やコミュニケーションが評価されているという事実があります。そのため、参考にして真似する価値は十分にあると言えるでしょう。
職場を変える
しっかりと成績を残しているにも拘らず、正当に評価されないで苦しんでいる場合は、職場を変えるのも選択肢の1つです。
成績を残していても、上司が自分の好きな違う部下を昇進・昇格させることは珍しくありません。そのような企業で働いていても、努力が報われることは基本的に無いです。
しっかりと評価システムが整っている会社に転職することで、正当な評価を受けて昇進することができるでしょう。
しかしながら、成績が出ていない状態で職場を変えても意味がありません。まずは自社で成績を出して、そこから評価されなければ転職を考えることをおすすめします。
まとめ
本記事では、昇進と昇格の違いや、昇進・昇格できる人の特徴、昇進・昇格ができない場合の対処法について解説しました。
これから会社で重要な役職に就きたいのであれば、昇格・昇進を目指して行動するようにしましょう。
多くの人は個人の成績だけ重視しますが、それだけだと昇格・昇進するのは難しいです。上の立場になるのは、部下をまとめるコミュニケーション能力やマネジメント能力が必要になります。
また、自分から昇格・昇進したいとアピールしなければ、上司にやる気を伝えることができません。
まずは一定の成績を残して、マネジメント能力やコミュニケーション能力を上げながら、上司にアピールして昇進・昇格を目指すことをおすすめします。