いきなり会社から転勤の通知が来て、何から準備をすれば良いのか疑問を持っている人は多いでしょう。
転勤をする際は様々な準備や手続きが必要になりますが、しっかりと全て理解している人は少ないはずです。
そこで本記事では、転勤の連絡が来た時にやるべきことを徹底解説していきました。それだけでなく、転勤する際のポイントについてもまとめています。
これから転勤の作業を始めなければいけない人は、是非最後までご覧下さい。
転勤の連絡が来た時に準備するべきこと
まずは、転勤の連絡が来た時に準備するべきことを解説していきます。
準備するべきことは多いですが、人によっては全て必要になるわけでは無いので、自分がどの作業をしなければいけないのか把握することが大切です。
物件探し
転勤が決まって最初にしなければいけないのは物件探しになります。
物件が決まらなければ、転勤に必要な他の作業の大半を始めることができません。
まずは、自分が希望する立地や家賃などを明確にして不動産会社に連絡するようにしましょう。
大家さんに連絡
物件が決まって無事に転勤できる状態になれば、現時点で住んでいる家の大家さんに連絡しましょう。
契約によっては違約金が発生する場合もあるので、大家さんに事前に確認しなければいけません。また、退居時の家の状態によっては修繕費が必要になる為、それらも確認するようにしましょう雨。
引っ越し会社の予約
引っ越しは早く予約しなければ満員で利用できない可能性が出てくるので、新居が決まったら速やかに予約をしましょう。
また、繁忙期でどうしても引っ越し業者の予約が取れない場合は、事前に会社に相談して転勤日を変えて頂くのも選択肢の1つです。
必要な家具の購入
家具を現在の自宅から引っ越しで持っていくのも選択肢の1つですが、引っ越し費用を考慮すると、新しく家具を購入した方が安くなるという可能性もあります。
その為、現在の自宅から持っていかない家具は、購入しておくようにしましょう。
また家具を購入する際のポイントですが、いきなり沢山の家具を購入しないようにすることをおすすめします。
いきなり多くの家具を購入すると、引っ越しのダンボールと一緒に荷物が多くなり、片付けることができません。
とりあえず絶対に必要な家具だけ購入して、引っ越しの荷物を片付けることができてから、新しく家具を増やしていきましょう。
現在の家の整理
引っ越しの予約が終われば、それに向けて家の整理をしていきましょう。
新しい家に持っていく荷物を梱包するだけでなく、必要のない荷物は捨てなければいけません。
大型家具などは申請が必要になるので、できるだけ大きな荷物から処理していくことをおすすめします。
管理組合へ届け出の提出
管理組合によっては引っ越しの作業をする際に申請を義務付けている場合があるので、事前に確認して必要であれば申請するようにしましょう。
引っ越しの作業は、騒音やマンションのエレベーター使用など他の住人にも迷惑が掛かります。
申請をしなければトラブルになる可能性もあるので、管理組合への連絡は忘れないようにして下さい。
子供がいる場合は転校の準備
子供がいる場合は、転校に必要な準備も行っていきましょう。
通っている学校への連絡や、新しく通うことになる学校への連絡、他にも転校に必要な書類を準備しなければいけません。
住所変更の手続きが必要なものの作業
- 保険会社
- 国民年金
- マイナンバー
- 金融機関
- 信販会社
上記のような、住所変更の手続きが必要なものは、しっかりと手続きをしておきましょう。
インターネットの解約
現在の家でインターネット回線を利用している場合は、解約しなければいけないので連絡しましょう。
また、既存のインターネットを新しい家で利用したいのであれば、その予約もする必要があります。
インターネットの解約は即日でできる作業では無いので、引っ越しが決まった段階で早く連絡するようにして下さい。
電気・ガス・水道の解約
電気・ガス・水道も退去する日に閉栓する作業が必要になるので、事前に手続きをして予約するようにして下さい。
固定電話がある場合は移転手続き
現在の家で利用している固定電話を新しい家でも使う際は、事前に移転手続きをしなければいけません。
今の住居の電話を停止する日と、新しい家の取り付け作業日を予約して下さい。
郵便物の転送手続き
自分が引っ越ししたことを全ての人に知らせるのは難しく、引っ越し前の住所に向けて郵便物を送る人も多いです。
そのような場合に新しい家へ郵便物が届くように、転送手続きを行うようにしましょう。
転送手続きを行えば、引っ越し前の家に届く予定だった郵便物を新しい家で受け取ることが可能です。
近所や取引先などの挨拶
近所や取引先など、引っ越しを行う際に挨拶が必要な場所は事前に済ませておきましょう。
転勤の連絡が来た時のポイントは?
今までの記事を読んで、転勤の連絡が来た際に何をすれば良いのか把握して頂けたでしょう。
最後に、転勤の連絡が来た時にやっておくべきポイントについて解説していきます。
作業のスケジュールを決める
転勤は急に連絡が来るので、作業のスケジュールをしっかりと決めなければ、転勤日までに引っ越し作業が終わらない可能性があります。
どの作業をいつまでに終わらせる必要があるのかスケジュールを立てて、転勤日までに引っ越しができる状態にしておきましょう。
しかしながら、あまりにも急に転勤の連絡が来て、どうしても転勤日までに引っ越しを完了させるのが難しい人も多いはずです。そのような場合は、速やかに会社に連絡をして転勤日をズラして頂くなどの相談をしましょう。
どうしても転勤日をズラすのが難しいのであれば、有給を使って引っ越し作業を進めるのも選択肢の1つです。
どれくらいの費用が必要なのか把握する
引っ越しには多くの費用が必要になるので、それまでにお金を貯めておかなければいけません。
その為、転勤が分かった段階でどれくらいの引っ越し費用が必要になるのか、しっかりと確認しておきましょう。
急に転勤の連絡が来て、引っ越し費用のお金を用意できない場合は、速やかに会社に相談するようにしましょう。基本的には会社の都合で転勤が決まった場合は、引っ越しに掛かった費用などは負担してくれる場合が多いです。
会社からサポートを受けられるのか確認する
転勤によって、会社からどれくらいのサポートを受けることができるのか確認しておきましょう。
- 転勤に伴って発生する費用はどれくらい保証されるのか
- 転勤の作業をするために休みを貰えるのか
- どうしても転勤日に転勤するのが難しい場合は、配慮されるのか
会社によって転勤のサポートは大きく異なるので、事前に確認しておくことが大切です。
もし十分なサポートを受けられなくて、日程面や費用面で引っ越しが難しい場合は、相談してみましょう。
家族と転勤後の生活について話し合いをする
もし家族と暮らしているのであれば、転勤後の生活について話し合いをしましょう。
単身赴任するのか子供も転校するのかなど、将来の生活が大きく変わるので、しっかりと話し合うことが大切です。
物件はできるだけ職場の近くにする
新しい物件は、できるだけ職場の近くを選ぶようにしましょう。
職場の近くに物件を借りることで、出勤時間を大幅に減らすことができるだけでなく、手当を貰える可能性があります。
また出勤時間を減らすことができれば、自分や家族との時間を増やすことが可能です。
もちろん、家賃や治安によっては職場の近くから離れた方が良い場合もありますが、できるだけ職場から近くで安全に暮らせる場所を選ぶようにしましょう。
内見にはメジャーやカメラなどを持っていく
急に転勤が決まって物件を選ぶ時間が確保できない場合は、最悪1日だけしか内見に行けない場合もあります。
その為、内見にはメジャーやカメラなどを持っていて、即日に住むことができるのか判断できるようにしましょう。
カメラを持っていけば、同じ物件を2度内見する必要が無くなります。またメジャーを持っていけば、自宅の家具が新しい家に入るのか、すぐに確認することが可能です。
他にも即日に物件を決めるのであれば、不動産会社に契約に必要な持ち物を確認しておきましょう。
転勤が嫌なら事前に伝える
転勤の通知が来たとしても、法律上は絶対に転勤しなければいけないということはありません。
何かしら転勤が嫌な事情があるのであれば、会社に相談をするのも選択肢の1つでしょう。
しかしながら、転勤は会社が従業員に命じる権利があるので、それを完全に断ると解雇・降格などの処分を受ける可能性があります。
また転勤が理由で退職をする場合は「自己都合扱い」になるので、失業保険などを早く受け取るのは難しいです。
しかしながら、就業規則で転勤の定めがない場合は、会社都合で退職できる可能性があります。その場合は、弁護士や労働基準監督署などに相談してみましょう。
まとめ
本記事では、転勤を命じられた際に準備するべきことやポイントなどを徹底解説しました。
転勤の連絡は急に来ることが多く、あまりにも酷い場合は2週間前に通知が来る場合もあります。また、急な転勤の通知が来ても、通常通り出勤しなければいけないので、本当に引っ越しの為のスケジュールは過密日程になります。
まずはスケジュールを立てて、どのように転勤日までに引っ越しを完了させるのか検討しましょう。どうしてもスケジュール的に難しいのであれば、速やかに上司に相談して日程調整して頂くことをおすすめします。