【レベルアップの秘訣】新入社員が磨くべきスキル

学生という立場から社会人へと一歩踏み出した新入社員は、入社後様々な課題に直面します。

今まで培ってきた常識などが通用しなかったり、お客さんではなくお金をもらう労働者として、覚えなければいけなかったりすることを身につける必要があるでしょう。

新入社員だけではなくほとんどの人にとって、生活や環境のめまぐるしい変化というのは、とてもストレスのかかるものであるのが事実です。

企業としても研修などを通して、新入社員にとって準備ができる期間というのを設けていますが、覚えなければいけないことは日々増えていくのが現実であり、なかなか慣れるのは難しくもあります。

そのため新入社員は入社後必ずと言って良い程壁にぶつかるものであり、それに対してどのように対処するのか、解消方法をうまく見つけるのが重要です。

そこで今回の記事では、新入社員がぶつかるであろう壁と、その解消方法について具体的に解説していきます。

新しく働きはじめた新入社員はもちろんこと、新入社員を一人前に育てなければいけない管理職の方々も是非参考にして、日々のコミュニケーションや業務に取り入れてみてはいかがでしょうか。

新入社員がぶつかる壁 その1
ビジネスマナーについて

新入社員が入社をしてまず一番最初にすることは、研修を通じて一般的なビジネスマナーを学ぶということです。

当たり前の常識や言われるまでもないことを学ぶ必要があるのか、と考えている方も多いのではないでしょうか。

確かにビジネスマナーというのは、いまいち役に立つイメージがつかないため、学ぶ必要を感じられず新入社員にとってはストレスのタネになりかねません。

自分はもっとやりたいことをやるために入社したのにも関わらず、なぜこんなビジネスマナーを学ばなければいけないのだろうかと思う方も多いでしょう。

しかしこのビジネスマナーは、社会人としては必ず見つけなければいけないものであり、今後働く上で必ず重要になってくるものでもあります。

これから何十年にかけて新入社員は、社会という大きな舞台で働かなければいけません。

この社会という様々な多くの人が存在する大きな舞台において、お互いに意思疎通などをスムーズに行い、問題なく仕事を行うために必要になるのがビジネスマナーです。

学生のうちは校則のような、学生だけに定められている特殊な決まり事がありましたが、これと同じようにビジネスマナーも、社会人に必要な常識・決まり事ということができるでしょう。

このビジネスマナーを身につけなければ、今後社会人として生きていく上で、無礼な人もしくは常識のない人とみなされてしまう恐れがあり、能力が優秀であっても仕事をする機会に恵まれないのが事実です。

そのため新入社員として必ずぶつかるであろう、研修を通じたビジネスマナーというものは、必ず我慢して身につけなければいけないことでもあります。

解消法・乗り越え方

ビジネスマナーという、一見身につける必要があるのかわからないもの壁に苦しんでいる新入社員は、それをどのように解消もしくは乗り越えれば良いのでしょうか。

まず前提として、ビジネスマナーというのは今後生きていく上で必ず身につける必要があるものです。

メールの書き方や挨拶の仕方、名刺の交換など社会人として生きていく上では、絶対に必要になるものになります。

そのためこういったビジネスマナーを身につけずに、社会人として仕事を始めるとどのような事態になってしまうか、というのを理解するのが良いでしょう。

ビジネスマナーを習得できておらず、相手に対して不快感を与えてしまうと、仕事の機会を失ってしまったり顧客がいなくなってしまったりする恐れがあります。

その結果、いくらその人が優秀であったとしても、働く機会というのは徐々になくなってしまい、今後社会人として活躍することはできないでしょう。

何事も意味なく覚えろと言われるのは、やりがいが感じずストレスをためる原因にもなります。

なぜビジネスマナーを身につける必要があるのか、ビジネスマナーを身につけなかったらどんな事態になってしまうのかということをしっかり理解し、納得した上で取り組むと意欲的に習得することができるのではないでしょうか。

新入社員がぶつかる壁 その2
社会人としてのコミュニケーション

新入社員がぶつかる壁としてよくあるのが、社会人としてのコミュニケーションに関係するものです。

例えば、今まで学生だった間は付き合う人を選ぶことができました。

なんとなく感じが合わなかったり、相性が悪い人とは避けて生活することができるのが、生まれてから学生として生きる間の特権でもありました。

しかし社会人になると、自分が日々一緒にいる同僚や上司というのは選ぶことができません。

理解できない人や相性が合わない人と一緒にいるというのは、とてもストレスを感じることでもあり、新入社員が働き始めてからぶつかるであろう大きな壁です。

こういった人間関係的な側面だけではなく、社会人として必要な報連相や業務に関する伝達など、今までにはないコミュニケーション方法というのも新入社員に壁として立ちはだかります。

自分の考えや、相手に対して行って欲しいことをうまく伝えるというコミュニケーション能力は、社会人としても必要不可欠なものであり必ず身につけなければならないものでもあるでしょう。

こういった壁をどのように解消し乗り越えれば良いのでしょうか。

解消法・乗り越え方

新入社員に壁として立ちはだかる社会人としてのコミュニケーションを解消し乗り越えるためには、様々なスキルを身につける必要があります。

例えば社会人として必要な報連相や業務に関する伝達事項をうまく伝えられることができるようになるためには、論理的な思考力やビジネスライティングのスキルが必要です。

どういったことが重要であり何を伝えれば良いのか見極める論理的な思考力というのが、毎日行う報連相には必要となってきます。

そして業務に関する伝達事項をうまく伝えられることができるようになるためには、相手に対して分かりやすい書き方や話し方ができるような、ビジネスライティングに関するスキルも必要になるでしょう。

結論から先にしっかりと説明し、それに対して詳細な事項を説明していくといった、社会人としては当たり前のスキルを日々の生活の中で身につける必要があります。

こういったことは意識をしながらやっていかなければ、絶対に身につけることができないため、必ず入社してから意識して生活するようにしましょう。

また気に入らない人や相性の合わない人とうまくやっていき壁を乗り越えるためには、相手の立場になって考えるというのが重要です。

自分と同じように気に入らない人や相性の合わない人にも、日々の生活や困難、悩み事などがあるでしょう。

相手も同じ人間であり、あなたにストレスを与えるために存在しているものではありません。

ある程度受け入れる精神を持つというのも重要であり、相手の立場になって考える思考を身につけることができれば、こういった壁も乗り越えることが可能となります。

もっとも受容すると我慢は大きく異なるものであり、いわゆるパワハラやセクハラといったものを我慢する必要はありません。

こういったことをされてしまった場合は、必ず人事や他の上司に相談するようにしましょう。

新入社員がぶつかる壁 その3
仕事ができない・終わらない

入社し研修を終えて配属され、人間関係にも慣れてきたら、だんだんと毎日やる業務というのも高度なものになってくるでしょう。

そういった場合にぶつかる可能性の高い壁は、仕事ができないもしくは終わらないというものです。

特に新入社員として働き始めたばかりの時は、仕事のやり方や早く終わらせるコツというのはいまいち分からないと思います。

そうすると毎日仕事に追われてしまい、やらなければいけない業務が溜まってしまうことによって、朝早く出社し終電ギリギリで退社するという状態になりかねません。

こういった生活状態になってしまうと、自分は仕事ができない無能なのかもしれないと思い詰めてしまいがちでありストレスが溜まってしまいます。

このような壁はどんな新入社員でもぶつかるであろうものですが、どのように解消もしくは乗り越えれば良いのでしょうか。

解消・乗り越え方

まず仕事ができない・終わらないといった壁にぶつかっている新入社員の特徴として挙げられるのが、仕事の優先順位をつけられていないということになります。

あくまでも仕事には優先順位というものがあり、終わらせなければいけない期間か直近のものとそうでないものに分けることができるのですが、新入社員はこれをうまく区別することができません。

優先順位を見分けるには経験が必要になるため、新入社員が一人で悩んでいても解決することができないので、上司に質問することをおすすめします。

当日中にやらなければいけないことは、あらかじめ先に終わらせておき、後日でも大丈夫なものは後回しにするといったことができるようになると、残業してまで仕事をする必要もなくなるでしょう。

また新入社員の特徴として、仕事を完璧にしようと悪戦苦闘するというものがあります。

確かに働き始めた新入社員にとって、与えられた仕事を完璧にするというのは当たり前のようなことにも感じられますが、この完璧というのが曲者です。

そもそも自分にとって完璧だったとしても、上司にとっては見当違いのものである場合もあるので注意が必要になります。

そのためまずは完璧にするのではなく、ある程度出来上がったら上司に確認を行い、方向性や仕上げ方などをチェックしてもらうようにしましょう。

そうすることで仕事のやり直しなどを防ぐことができ、だいぶ時間を節約することができます。

まとめ

今回は新入社員が入社してから一人前になるまで、ぶつかりがちな壁とその解消法について解説してきました。

新入社員は新しい環境の中で、ビジネスマナーを習得し、コミュニケーションを円滑に行い、仕事に慣れる必要があります。

めまぐるしく毎日やることが変化していく中で、様々な壁にぶつかるでしょう。

そういった時には、先達の上司や仲間に相談しながら、自分の中で溜め込まず解決して言ってください。

仕事というのは誰もが最初からできるものではなく、慣れるまで時間がかかり、一人前になるまで様々なことを習得しなければなりません。

今回紹介した解消法や乗り越え方を参考にして、できるだけ早く仕事に慣れてくださいね。

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