- 高卒で就職しようと考えているけど、本当に就職してよいのか悩んでいる
- 高卒で就職するメリット・デメリットを知りたい
- 高卒で就職する際に注意しておかなければいけないポイントについて知りたい
この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問を解決することができる。
これから高校を卒業して就職したいと考えている学生は一定数存在するでしょう。
高校を卒業して就職するという人は少なくありませんが、不安を抱えている人は多いようです。
そこで本記事では、高卒で就職するメリット・デメリットについてまとめました。それだけでなく、就職の際に気を付けておくべきポイントについてもまとめています。
高校を卒業してすぐに就職したいと考えている学生さんは、ぜひ最後までご覧ください。
高卒で就職するメリット
それでは、高卒で就職するメリットについて解説していきます。
これから紹介するメリットが良いと感じるのであれば、高卒でも就職する価値は十分にあるといえるでしょう。
早く社会経験を積める
高卒から働く大きなメリットの１つに、早くから社会経験を積めるという点があります。
社会経験を早く積んでおくことで、同級生よりビジネスで活躍できるチャンスを広げることが可能です。
何か大学で学びたいと考えていることがないのであれば、早く社会人になってビジネスで活躍するのもよいでしょう。
早く社会人経験を積んで同級生よりビジネスで結果を出したいと考えている人は、高卒で就職するのも選択肢の１つです。
自由なお金を増やせる
大学生になると学業が中心になるため、大きな収入を稼ぐのは難しくなります。
起業などをすれば大学生でも十分に稼げる可能性はありますが、アルバイトだと数万円程度が月の収入になるでしょう。
高卒から就職することで、月に20万円程度の収入を見込めるため自由に使えるお金を増やすことができます。
自由なお金を増やしたいと考えている人や、家庭の状況的に少しでも早く一定の収入を確保しなければいけない人は、高卒から就職するのもよいでしょう。
自立できる
高卒から就職することで、早くから親から離れて自立することが可能です。
一人暮らしをしたいと考えている人や、お小遣いではなく自分の収入で生活したいと考えている学生はいるでしょう。
学生になってしまうと、なかなか自立することは難しいです。
早く自立したいと考えている人は、高卒で就職して自分の収入だけで生きていける状態にすることをおすすめします。
自分の好きなことに挑戦できる
高卒で就職することで、自分の好きなことに早く挑戦できるという人も多いようです。
例えば飲食店で働きたいという夢を持っている人は、高校を卒業してすぐに飲食店で働ければ、自分の好きな仕事を早くからできますよね。
他にも仕事ではなく好きな趣味が出費が発生するのもであれば、高卒で早くから収入を確保できるため好きなことに利用できるお金が大きくなります。
自分の好きなことに早く挑戦できるというのは、高卒から働くメリットだといえるでしょう。
学費が必要ない
大学に行くと私立・公立などで異なりますが、数百万円の大きな出費が必要になります。
実際に、学費を奨学金で借りて、大学を卒業して社会人になった際に借金が数百万円も抱えているという人は少なくありません。
大学を卒業して収入が高卒より高いとしても、借金のせいで返済でも手元に残るお金が同等程度になってしまう可能性も十分に考えられるでしょう。
高卒から就職することで、学費の支払いが発生しないため借金を抱えなくて済みます。
高卒で就職するデメリット
それでは、高卒で就職するデメリットについても解説していきます。
メリット・デメリットをしっかりと把握して、就職するべきなのか検討していただきたいです。
給料が低くなる傾向がある
基本的に高卒で就職している人は、大卒に比べると平均収入が低くなる傾向があります。
もちろん高卒でも大卒の人に比べて稼いでいるというケースは存在しますが、稼ぎやすいのは大卒だといえるでしょう。
経営者を目指している人は学歴が関係ないので気にしなくてもよいですが、会社員として生活していこうと考えている人は学歴があったほうが給料が高くなる傾向があると覚えておいていただきたいです。
自由な時間を確保しにくい
高卒で就職する人は仕事中心の生活を送ることになるため、自由な時間を確保しにくいというデメリットがあります。
自由な時間を確保したいと考えているのであれば、大学に進学したほうが時間は確保しやすいでしょう。大学は単位を取れば徐々に授業が少なくなりますが、社会人は仕事が減るということはありません。
しかしながら、自由な時間をゲームなどに使うのであれば、高い学費を払って大学に通わないで就職したほうが良いでしょう。
自由な時間を確保して何をするのか決めて、大学にお金を払ってまで行って時間を確保する価値があるのか検討してください。
就職できる職場の選択肢が狭い
高卒は大卒に比べると就職できる職場の選択肢が狭くなるため、自分が働きたいと考えている企業から学歴が理由で採用されないという可能性も十分に考えられます。
例えば採用条件に大卒以上という条件が記載されている場合は、どれだけ高卒で優秀だとしても求人にエントリーすらすることができません。
他にも医者になりたいという夢を持っていたとしても、大学に進学しなければ医師免許を習得することができないため、医師になるという夢を叶えるのは難しいです。
これから自分がどのような仕事・企業で働きたいのか考えて、大学に行かなければ夢を実現できないのであれば進学したほうが良いでしょう。
しかしながら、高卒でも働ける企業は少なくないので、仕事・企業に特別なこだわりを持っていないのであれば、無理に大学進学を検討しなくても良いです。
世間的な評価が下がる
高卒で働いている人に対して、偏見を持ってしまう人も一定数は存在するのが事実です。
学歴が過去に比べると重要視されなくなっている世の中ですが、やはり高卒より大卒のほうが良い印象を持つ人も少なくありません。
世間的な評価を気にするのであれば、大学は卒業しておいたほうが良いといえるでしょう。
しかしながら、世間の評価だけを気にして大学に進学するのは学費がもったいないので、あまりおすすめできません。
しっかりと大学に通う価値を明確にしてから、進学したほうが学費を無駄にしないで学業に取り組むことが可能です。
高卒で就職する際の注意点
今までの記事で、高卒で就職するメリット・デメリットを知っていただけたでしょう。
最後に、高卒で就職する際の注意点についてまとめています。
まだ高卒で就職するのかどうか悩んでいる人は、注意点も確認して決めてください。
将来設計を明確にする
まずは自分がどのようなキャリアを歩みたいのか将来設計を明確にしてから、就職か進学を決定することをおすすめします。
将来設計が決まっていない状態で、勉強をしたくないという安易な理由から進学をしないと決める人も少なくありません。
しかしながら、安易に進学したいと決めてしまったことで、何年後かに大学に進学しておけば良かったと後悔する人も多いようです。
将来、少しでも後悔してしまう可能性を減らすためにも、現時点で高卒から就職するべきなのか検討しておいたほうが良いでしょう。
自己分析する
そもそも自分がどのようなキャリアを歩みたいのか決めるためには、自己分析をしなければいけません。
自己分析をすることで、自分がどのような仕事であれば楽しく働けるのか、どのような企業で働けば無理なく仕事をできるのか把握することが可能です。
高校生で自己分析するのは少し難易度が高いですが、適当に職場を決めると将来的に後悔する可能性は非常に高いです。
高卒から就職か進学か悩んでいるのであれば、高校３年の４月など少しでも早いタイミングで将来のことを検討することをおすすめします。
自分で何かしら学ぶ
高卒は大卒と比べると平均的には収入が低くなるなど不利な状態になる可能性は十分に考えられるため、何かしら自分で学んだほうが良いでしょう。
例えば、プログラミングなどのスキルを身に付けることができれば、エンジニアとして稼ぐことが可能です。
エンジニアは他の職業に比べると収入が高い傾向があるため、スキルを身に付ければ学歴がなくても大卒より稼ぐことは十分に可能です。
他にも資格を習得することで、大卒でもできない業務を請け負えることができるようになり、収入をあげられるケースがあります。
例えば宅地建物取引士であれば、資格を取ると専門の業務を巻き取ることができるようになるため、不動産会社で稼ぎやすくなるでしょう。
これから高卒で稼ぎたいと考えている人は、自分で何かしらを学ぶことをおすすめします。
まとめ
本記事では、高卒が進学しないで就職するメリット・デメリットや、注意点について解説しました。
高卒で就職するメリットはたくさんありますが、デメリットもあるため安易に決めないほうが良いでしょう。
まだ高校を卒業してからのプランが明確になっていないのであれば、将来どのようになりたいのか自己分析をして、最適な判断をすることをおすすめします。
